CREATING VALUE THROUGH “SWEETNESS”
糖の持つ価値を正しく発信するとともに、世界の多様な人々の生活に健康・喜び・楽しさ・幸福な時間をもたらす商品やサービスを通じて、よりよい社会づくりに貢献します。
近年の糖質制限ブームなどによって、糖が健康の敵であるようなイメージが強まっていますが、糖には多様な種類があり、ブドウ糖のように脳をはじめ身体のエネルギー源となる、人間の生活にとって欠かすことの出来ないものも多く存在しており、適切な摂取は体の健康を維持し、人々の幸福感にもつながります。カンロは、糖を事業の中核となる強みであると認識し、人間にとって糖とは何かを追求し、糖についての正しい情報を発信し、糖を基盤にお客様のニーズや課題にソリューションを提供することで、人々の生活に貢献していきます。
●健康福祉の増進
●食の多様性への配慮
カンロは、「糖に対する理解ある環境」を作ることを目標のひとつとしています。商品を通じて糖の持つ様々な可能性や価値を社会へとお届けするために、糖そのものや糖に関連する技術・機能の研究開発を継続していきます。その一環として、糖が本来持っている甘みに、様々な素材が持つ味や風味を組み合わせることで、新しいおいしさを追求しています。これまでも、糖の持つ甘みとしょうゆのコクのある味わいを引き出した「カンロ飴」、ミルク本来の濃厚なおいしさを表現した「金のミルクキャンディ」など、素材を活かす技術や製法に磨きをかけることで数々のロングセラー商品を生み出してきました。
キャンディは成分の多くが糖で構成されているため、糖を科学することはカンロの研究開発の最重要課題です。カンロはこれからも、糖に異なる要素を組み合わせることで新しい価値を生み出す挑戦を続けていきます。
また今後は、糖に関する食育活動をはじめ、ウェブマガジン「Sweeten the Future」や、直営店「ヒトツブカンロ」などを通じて、生活者が糖に対する正しい知識を身につけるサポートにも力を入れていきます。
創業100周年を記念し、カンロ発祥の地に建つひかり工場敷地内に記念資料館「CANDY PARK ヒトツブのヒカリ」を開設しました。キャンディをより身近に感じていただきながら、糖に関する知識や理解を深めていただくことをコンセプトにしています。また地域の皆様を結ぶきっかけになることを願っています。
国連サミットに於いて採択されたSDGs(持続可能な開発目標)から、当社が優先的に取り組むべき目標として特定したマテリアリティの1つに「健康福祉の増進」があります。その中で、糖に対する正しい知識の普及活動のKPIとして、2030年までに1,500万人に実施することを掲げており、活動の一環として2020年からスポーツへの支援を本格化させました。また、健康経営の観点からも、取り組みを進めてまいります。
2020年よりJリーグプロサッカーチーム レノファ山口FCのオフィシャルプレミアムパートナーとなりました。小中学生を対象の「糖に関する食育教室~食育とレノファでつながるまち~」や「カンロ冠マッチ」を通じて、糖に対する正しい知識の普及や社会貢献を通じた従業員エンゲージメントの向上を狙っています。
2020年より東京ヴェルディ女子ホッケーチームのコーポレートパートナーとなりました。選手を対象とした栄養教室の実施や、試合会場でのイベント等に取り組んでいます。
「カンロの作るキャンディが人と人が繋がるきっかけとなってほしい」そんな思いをもってきた私たちは、次世代を担う子供達に人との繋がりの大切さを伝えていく独自の教育プログラム の実施に取り組んでいます。
小中学生のための新しいカタチの職業体験イベント「職業体験EXPO」への出展や小中学校への出前授業等の活動をおこなっています。