2025-07-02
環境
カンロ飴やピュレグミなどでおなじみのカンロ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 村田 哲也、以下カンロ)は、生活者の脱炭素への意識・行動変容を促すことで企業の脱炭素の取り組みを加速させ、脱炭素社会を構築することを目指す「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(Challenge Carbon Neutral Consortium)」(以下「CCNC」)に2024年からメンバーとして参画しています。 カンロを含むメーカーや小売流通など15社で構成するCCNCは、「教育啓発」と「販促購買」に一気通貫で取り組むことで生活者の脱炭素行動変容を促す「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト2025」(以下「本プロジェクト」)の活動を開始しましたので、お知らせします。
《プロジェクトの狙い》
現在、多くの企業は脱炭素社会の実現に向けてさまざまな取り組みを進めています。しかし、脱炭素を自分ゴトとして捉える生活者は、まだまだ多くありません。実際、「環境」や「脱炭素」に配慮しているからという理由で商品を購入したり、そうした商品を扱う企業を応援したり、具体的な行動に移している人は少ないのが現状です。そこで「脱炭素の取り組みに触れて認知を広げ、学びを通して楽しみ、興味をもって自分ゴト化する機会を用意し、生活者と共に脱炭素社会の実現に挑戦する」という趣旨のもと、本プロジェクトはそのきっかけとなる役割を担います。
《プロジェクトの概要》
本プロジェクトを主催する株式会社日本総合研究所(本社: 東京都品川区、代表取締役社長:内川淳)が連携する2府2県1政令市(大阪府、兵庫県、奈良県、京都府、横浜市)と協力し、同自治体内の全小学校等に通う 4~6 年生約53万人 と、その保護者を中心とした生活者に対して、「教育啓発」と「販促購買」に一気通貫で取り組むことで脱炭素行動変容を促します。
注力施策の一つとして、エコラベルやカーボンフットプリント(以下「CFP」)について学べる学習キット&自由研究コンテンスト「エコラベルハンター2025」を実施し、児童が家庭や店舗でのエコラベル・CFP の探索を通じて、楽しみながら環境配慮商品について学ぶ機会をつくります。これに伴い、7月2日に「エコラベルハンター2025」特設ウェブサイトを公開しました。 「エコラベルハンター2025」特設ウェブサイト
https://www.greenmarketing-lab.com/genco2/event/2025ecolabel/index.html
特設ウェブサイトでは、児童たちが見つけたエコラベル・CFPを記録し、自身の探索成果として可視化できます。そして、夏休みの自由研究課題としてより多くのエコラベル・CFP を見つけた児童を自治体別に表彰する応募コンテンストの開催を通じて、脱炭素学習を促します。
また、「エコラベルハンター2025」の取り組みと連動する形で、CCNCの参画企業が協力してCFP算定商品やエコラベル表示商品を対象としたキャンペーンも展開します。具体的には、株式会社万代の全 169 店舗でのマストバイキャンペーンと、株式会社スギ薬局が運営する「スギ薬局アプリ」を用いたクイズキャンペーンを実施します。学習キットなどで学んだことを日常的に実践できる場を用意することで、生活者の脱炭素対応商品を「目利き」できる力を養い、購買行動の定着を図ります。
《カンロはCFP商品の展開を推進します》
カンロは、マテリアリティとして特定した「気候変動」の中心課題である「温室効果ガスの削減」の取組みとして、主力商品の CFP 算定を進めてきました。昨年までのカンロ飴、健康のど飴たたかうマヌカハニー、カンデミーナグミスーパーベストの3商品に加え、本年は新たに金のミルクキャンディ、ピュレグミグレープの CFP を算定し、合計5商品の CFP が算定済みです。多くの商品と温室効果ガス排出量が紐づくことで排出量削減の優先ポイントがより明確になることから今後も更なる算定商品の拡大ならびに数値の精緻化を進めてまいります。本プロジェクトを通じて、弊社の CFP に関する取り組みを、より多くの消費者の皆様に広くお伝えしていく予定です。