ひと粒のメッセージ KANRO

社長挨拶

糖を基盤とした事業を通じて 人々の健やかな生活に貢献する 糖を基盤とした事業を通じて 人々の健やかな生活に貢献する

代表取締役社長 三須 和泰

はじめに

当社は今年創業105年を迎えました。
沿革にもある通り、創業当時は「宮本製菓所」として焼菓子や和菓子の販売を主としておりましたが、1955年発売した「カンロ飴」のヒットにより社名を「カンロ株式会社」に改称、近年ではキャンディに軸足を置き「健康のど飴」「ピュレグミ」「金のミルク」に代表される商品とともに成長し、現在は売上の9割以上をキャンディで占めるキャンディ専業メーカーです。

2017年、40年ぶりに当社はCIを全面的に見直しました。
その背景には昨今の大きな環境の変化があります。
周知の通り、40年前に比べると日本は格段に豊かになりました。
お菓子はお客様ニーズの多様化に合わせ選択肢が広がり、簡単にはヒット商品やロングセラー商品が生まれない時代です。
加えてダイエットブームに見られる健康に対する意識の向上や、今後避けようのない人口減、少子高齢化の訪れなど、当社の屋台骨であるキャンディを取り巻く環境は非常に厳しいと言わざるをえません。
世の中の潮目が大きく変化してきている今、継続して成長し社会に貢献するために当社も変わらなくてはならない。そんな強い意志の下、私たちはまず自らの価値(強み)を再認識する作業からスタートし、その価値を基盤に向かうべき未来のビジョンを描きました。
CIはその未来へ向かう羅針盤のようなものです。
これから当社は新たな未来に向かって船を漕ぎだしてまいります。

糖と歩む企業

キャンディの主原料は「糖」です。
その糖が、糖質制限ブームによりどこか悪者のような扱われ方をする昨今の傾向を、長年キャンディの専門家として糖と向き合ってきた企業として非常に残念に思っています。
糖は過剰摂取すれば肥満などの不具合につながりますが、現在の日本においては問題となるレベルではなく「糖=ダイエットの敵」という間違ったイメージが先行している面があります。
糖には様々な種類があり、唯一の頭の栄養源になるなど良い面もたくさんあります。
ただ、その一方で、実際に糖質制限を必要とする方もいらっしゃる。
そんな時代だからこそ、当社は企業の中核となる強みを「糖」と定め事業活動を行う決意をいたしました。
人間にとって糖とは何かを追求し、今まで培ってきた知恵と情熱で様々なお客様のニーズや課題にソリューションを提案できる企業、つまり糖を基盤とした事業活動を通じ、全てのステークホルダーの皆様の生活に貢献することを当社の使命として歩んでまいります。

目指す未来

糖を基盤に私たちカンロが描く長期ビジョンを5つ定めました。

1. 糖に対する理解ある環境をつくること
2. 信頼のブランドに成長すること
3. 社会と共生すること
4. 活力ある職場をつくること
5. グローバルな企業になること。

ビジョン実現に向けた事業戦略

今回描いた長期ビジョンに向かって全社一丸となり事業活動を行っていきますが中でも核となる戦略を3つご紹介します。

1. 研究開発によるイノベーション

糖の技術を活かした2方向のアプローチにより画期的な商品を生み出します。
1つめは添加物に頼らないおいしさや風味を、素材そのものを活かす技術で実現した商品、
2つめはお客様の健康に対する課題のうち、キャンディに相応しい機能を提供しうる分野において技術革新を行い、ソリューションを提案する商品です。
市場ニーズはもとより、カンロ飴や健康のど飴・ピュレグミ・金のミルクの実績を先行指標と捉え、当社独自の技術をさらに発展させてまいります。

2. サスティナビリティの強化

「継続可能な社会貢献」の太い骨格は、まず上記のような商品を強化しお客様に健やかな生活を提供していくことで育まれると考えています。
加えて糖に関する理解を促進する活動や、社員全員が健康であるための支援、ダイバーシティの推進、安全安心を提供する体制の確立等、糖を基盤として全てのステークホルダーを視野に入れた活動を強化いたします。

3. グローバリゼーションへの着手

近年成長著しいアジアにおいては、お菓子の市場拡大及び品質向上が加速的に進むと考えています。
日本の市場を盤石にしつつ、当社のキャンディで世界中の人を笑顔にすることを目標にまずアジアを足掛かりに海外進出の準備を進めてまいります。

最後に

2018年は当社にとっては殻を破る年と位置付け、本社移転、生産効率化のための合併、生産拡大のためのグミライン投資、新CI戦略に基づく商品の発売等々中期経営計画に基づいた様々な施策がローンチいたします。
将来を占う大切な1年でありますが、この大胆な施策は必ず将来に続くと確信しております。またこの場でご報告できることをお約束し、ご挨拶に代えさえていただきます。

カンロ株式会社
代表取締役社長 三須 和泰

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