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「フィーカ」はスウェーデンの文化! 甘いものを摂る習慣を取り入れよう

スローライフながらも労働生産性の高さで世界的にも注目を浴びているスウェーデン。
その秘密は「フィーカ」という10時頃と15時頃の1日2回設けられているスウェーデンの習慣が根付いているからだと言われています。

一旦仕事の手をすべて止め、コーヒーを飲みながら甘いものを取り入れる時間を設けるというこの習慣はスウェーデンの職場に企業の大小に関係なく根付いており、さまざまなメリットがあります。

今回はそんな素敵な習慣、フィーカについてご紹介します。

「フィーカで休むときは休む」ことで集中力が増し、短時間でも仕事が進む

どんなに忙しくてもフィーカの時間を取り、甘い物とともにコーヒーを飲む。
語源は音節が逆になる倒語で、スウェーデン語のコーヒーkaffがfikaと呼ばれるようになったと言われています。

スウェーデン人にとってフィーカは慣習であり、甘いものと一緒にコーヒーを飲むというのは伝統文化なのです。

スウェーデンではフィーカが行われる職業は限られておらず、公務員といった職業でもフィーカの時間を取っています。

仕事が忙しい時は休み時間を割いてでも間に合わせようとする日本人とは違い、ずいぶんのんびりとした印象がありますが、一旦すべての仕事から手を離れ、フィーカタイムを取ることで仕事にメリハリが生まれ、短時間でも作業が進み、効率よく質の高い仕事につながるといわれています。

その結果、残業することなく家に帰ることができ、家族と過ごす時間を長く取ることにより、夫婦円満・家庭円満につながるのです。

「フィーカで甘いものを食べる」ことで心身ともにリフレッシュできる


集中した後や仕事で身体を動かした後などは甘いものが自然と食べたくなりますよね。
スウェーデンのフィーカタイムに甘いものを必ず食べるのは、コーヒーに合うというのも理由のひとつですが、集中して仕事に打ち込んだ脳や身体が心身のリフレッシュと栄養を求め、自然と甘いものを欲するからかもしれません。

スウェーデンで食べられる定番のお菓子は、子どもから大人まで好まれるバターとシナモンがたっぷりのシナモンロールやラズベリーのジャムがのったほろほろクッキーのハロングロットルなどがあります。ほかにもさっくりとしたクッキードロンマル、素朴なケーキのソッケルカーカ、国民的スイーツのセムラなどがありますが、イベントや月ごとに食べられるお菓子などもあります。

「フィーカで仲間と談笑する」ことでコミュニケーションが活性化される


仕事中ミーティングするまでもないが、少し話をして同僚や先輩・後輩に確認したいこと、上司に相談したいことなどが出てくる場合があります。
フィーカという習慣があることで談笑しながら気軽に確認・相談することができ、コミュニケーションも活性化されるのです。

ただのコーヒーブレイクとは違い、甘い物を食べてリラックスしながら談笑することにより仕事の面で必要な連絡事項もスムーズに行え、良い関係を築くことができます。
日本では最近コンビニでコーヒーを購入するのが習慣となっている方も多く、コンビニやスーパーで本格的なスイーツも簡単に手に入るようになったため、コーヒーと甘いものを食べるのが当たり前のことになりつつあります。

ただ、日本人というのは勉強しながら、仕事をしながらといった「ながらコーヒー」、パソコンとにらめっこしながら甘いものを食べる「ながらスイーツ」など仕事や勉強から離れられない場合が多く、心身ともにリフレッシュするというわけにはいかず、人とのコミュニケーションを活性化させるのも難しいのが現状です。

スウェーデンのフィーカのように意識的に時間をとって美味しいスイーツやコーヒーを楽しむことができれば仕事も勉強もより円滑に行え、コミュニケーションも活性化されるのではないでしょうか。

日本では午後3時にお茶休憩をとるという会社は多いですが、午前と午後に必ずお茶タイムを取るのは植木屋さんや大工さんなどの職人さんなどに限られています。
お茶タイムというのは無駄なものではなく、先人の知恵ともいえる理にかなった時間であると言えるでしょう。

日本の職場でもスウェーデンのように会話を楽しみ、心身ともにリラックスできる甘いものとコーヒーなどのドリンクを飲むフィーカを実行し生活に根付くようになれば、人とのコミュニケーションに悩むことも減り、仕事の能率も上がり、さらにはコンビニやお菓子屋さんも潤うなど多くのメリットがあるはずです。
心地の良い空間、時間をつくることは毎日の生活の中でとても重要なことと言えます。
スウェーデンの素敵な癒しの文化であるフィーカを日本の多くの企業や各家庭で取り入れれば、日本の働く環境をより明るく良いものにすることにつながるのではないでしょうか。