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かき氷はシロップ手作りでもっとおいしく! 自家製かき氷のすすめ



かき氷というと縁日や夜店で食べるものという根強いイメージがありますが、最近ではかき氷専門店なども存在していて年間を通して食べることができるようになってきています。
また、子どもだけでなく大人の食べる高級スイーツとしても注目を浴びているほか、自宅でシロップを手作りし、オリジナルの美味しさを追求している人も増えています。旬の果物や小豆などの和食材、コーヒーや紅茶などを使用し、身体を元気にしてくれる砂糖で仕上げる手作りシロップで食べるかき氷は一度食べたら虜になること間違いなし! 砂糖のすばらしさを実感できる手作りかき氷シロップについてご紹介します。
 

かき氷のシロップづくりに最適な砂糖はなに?

砂糖には色々な種類がありますが、かき氷シロップづくりに最適な砂糖をご存知ですか。

老若男女問わず愛されているさっぱりスイーツのかき氷。雑誌やテレビなどでは話題性の富んだ見た目にインパクトのあるものや、甘い物だけではなく餃子味などのお食事系のかき氷なども多く紹介されていて、その人気はますます高まっています。
かき氷を食べる時の楽しみと言えばその日の気分や好みに合うシロップ選び。
美味しいシロップに出会えた時の喜びは格別です。

シロップの基本は「みぞれ」または「白みつ」と言われる砂糖と水を煮詰めたもの。
氷本来の美味しさを極めるなら「みぞれ」、というかき氷通の方も多いです。
この基本のシロップは砂糖の種類によってコクや風味、色、味に違いが出ます。
透明感のあるさっぱりした美味しさのシロップを作るのであれば「上白糖」が最適。
コクと風味がある和風味を好むのであれば「黒糖」を使用しての黒みつがおすすめです。

また、サトウキビの風味が存分に楽しめる鹿児島の「白ザラメ」や、「てんさい糖」などで作るシロップも美味しいでしょう。
コーヒーや紅茶をブレンドするように砂糖を数種類ブレンドさせたシロップもまた味の変化を楽しめます。
かき氷のシロップづくりに最適な砂糖、その答えは手作りだからこそ楽しめるその家庭や自分の好みに合うものを選びこと。
こだわりの砂糖が無い場合はどこの家にもある一般的な上白糖からチャレンジしてみると良いでしょう。

 

いろいろ試したい! 手作りシロップ簡単レシピ


家で作るシロップは美味しくて簡単なのが嬉しい! さっと作れてまた食べたくなる手作りシロップレシピをご紹介します。

手作りシロップのベースとなる「みぞれ・白みつ」。作り方の基本は、水100 mlに対してお好みの砂糖250グラム。
まずは中火にし、沸騰したらその後弱火にして、砂糖をしっかりと煮溶かして火を止め、冷まします。鍋に砂糖と水を加え、沸騰させ砂糖をしっかり溶かす。濁りが無く透明になったら火を止めて冷まし、容器にうつし冷蔵庫で冷やしてできあがり。
このままかき氷にかけても充分に美味しいですが、この白みつを使用していろいろな味のシロップを作ることができます。
自宅にあるフルーツの刻んだものやつぶしたものを加えればお好みのフルーツシロップができますし、生姜のすりおろし汁を加えればさっぱり感と爽快感を楽しめる生姜シロップが作れます。
また、インスタントコーヒーを少量のお湯で溶かしたものを加えればコーヒーシロップに早変わり。
抹茶を加えれば抹茶シロップになり、さらに缶詰の小豆をプラスすれば抹茶小豆が楽しめます。
健康志向の方は基本の白みつに粉末青汁を加えれば栄養豊富な青汁かき氷となり、抹茶かき氷感覚で美味しく食べることができます。
コクと風味がプラスされる練乳も、砂糖と牛乳があれば簡単に作ることができます。基本の練乳は牛乳200 mlに対して砂糖50グラムを用意。鍋に入れ弱火にかけ、ゆっくりと30分程煮詰めた後、冷やしてできあがりです。

 

自家製かき氷を作る時のコツと注意点


最近ではかき氷機も進化してきて、ご家庭でもかき氷をふわふわに作ることができ店舗で味わう食感を楽しめるようになってきました。
たかがかき氷と思ってもとびきり美味しいかき氷を作るにはちょっとしたコツがあります。
大満足のかき氷を作るためのコツと注意点をお伝えします。

かき氷はシロップの味にも個性がありますが、シャリシャリしたものやザラザラッとしたもの、まるで雪のようにふんわりとしたものなどお店によって見た目や食感に違いがあり、それぞれの個性を楽しむことができるのも魅力。
その中でも特に人気なのが口の中でさっと解け、ボリューム感がある割にペロッと食べられる「ふわふわなかき氷」です。

「ふわふわなかき氷」は専門店で食べるものというイメージが強いですが、自家製かき氷でもお店に近い「ふわふわかき氷」を作ることができます。
かき氷機選びも大切ですが、裏技があり、氷に砂糖をプラスすることで食感が大きく変化します。
何とも嬉しい砂糖マジックを体験してみましょう。
方法はとても簡単。凍らせる水を用意するときに水に砂糖を加えるだけ。
つまり、砂糖水で作った氷でかき氷を作るのです。
水1カップ(200 ml)に大さじ3杯の砂糖を加え、良く溶かしてから冷凍庫でゆっくりと凍らせましょう。

砂糖水で作った氷は砂糖の入っていない氷よりもやわらかく、ふんわりと仕上がります。砂糖が氷の分子の間に入るため、粗い粒の原因となる隙間が氷にできにくくなります。隙間のない氷であれば、均一に空気を含みながら滑らかに削ることができるのです。
自家製かき氷を作る際は氷に砂糖を加えるので、最初にかけるシロップの量は控えめにするのが甘くなりすぎずに美味しく食べるコツです。

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暑い時やイライラが続いた時に甘くて冷たいかき氷を食べれば、心も体もリラックス。暑さから解放された幸せなひと時を過ごせます。

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かき氷は過剰なトッピングをしない限りは低カロリースイーツ。
1杯食べる程度のシロップの量であればダイエットに悪い影響を及ぼすこともありません。
手作りかき氷であれば自分で好みの甘さや量を調整できるのも大きなメリットです。
また、好きなものを自由にトッピングすることができるほか、いろいろな種類の水をコンビニやスーパーで購入し、その水から作った氷でかき氷そのものの味の違いを試すといった自分なりのお試しかき氷にチャレンジすることもできます。