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「ピュレグミ」からのエール! ~かわいいカラフルなパッケージで気分を上げてほしい!~

カンロの9つのブランドからエールを毎月発信するシリーズの第6回目は「ピュレグミ」。2022年で発売から20周年を迎える、ロングセラーのグミブランド「ピュレグミ」は、女性層をメインに絶大なる支持を獲得しています。

2021年3月にパッケージを大幅にリニューアルした「ピュレグミ」。そのブランド室長を務める木本康之さんに、「ピュレグミ」のブランドに対する想いや、ブランド室長としての考え、今後の展望などをお伺いし、ピュレグミブランドからのエールをお贈りいたします。

開発畑を20年以上経験した後に「ピュレグミ」のブランド室長に就任

 

Q:カンロと出会ったきっかけを教えてください。

木本:大学卒業後、1年ほどまったく別業種の服飾系の卸業で働いていたのですが、独自に商品を開発・販売しているメーカーで働いてみたいと思い、転職を決意しました。
自分がお菓子好きなので、お菓子メーカーの求人を探していたところ、偶然カンロが中途採用の募集をしていたため、応募したのがきっかけです。

Q:カンロという会社に対する入社前・入社後のイメージを教えてください。

木本:入社前は「カンロ飴」や「健康のど飴」など、歴史のあるブランドを持ったお菓子メーカーだなと思っていました。大手のお菓子メーカーは他にたくさんあると思いますが、カンロはそれほど規模は大きくないけど安定しているメーカーというイメージでした。
入社後は、社員に対して非常に優しい、働きやすい会社だと感じました。福利厚生がしっかりしていて、社員の出産・育児等にも理解がありますし、現在は男性社員にも育児休暇の取得を積極的に勧めてくれています。

Q:木本さんがカンロに入社してからの経歴を教えてください。

木本:1998年、25歳の時に、大阪支店の営業職で中途採用されました。そこで営業職を約3年間務めてから、東京本社の開発部門に異動となり、それから約21年間、今日までずっと開発畑に在籍しています。その間担当していたのは「ピュレグミ」ではなく、のど飴やキャンディが中心でした。

Q:「ピュレグミ」のブランド室長に就任されたのは2019年1月にカンロの経営方針としてブランド基軸経営がスタ―トしたタイミングと同時だそうですが、その時の気持ちを教えてください。

木本:ブランド室長は、会社における新しい経営方針の柱となるブランドの責任者です。そのため、「ブランド室長は非常に責任重大だ」というプレッシャーもありましたが、同時に「絶対に成果を出してやるぞ」という気持ちもありました。当時はグミ市場は競合商品が増えてきて飽和状態にあり、「ピュレグミ」もかつての勢いが弱まっていたため、もう一度「ピュレグミ」を盛り上げていきたいと強く思っていました。

Q:ところで、木本さんの性格をひと言で表すとすれば?

木本:「短気でせっかち」です(笑)。ただ、仕事ではそのような性格を出してはいけないという意識を常に持っていますので、ブランド室内ではバレていないと思います(笑)。

Q:趣味や休日の過ごし方をお教えください。

木本:趣味は読書とドライブです。歴史小説が好きで日本の戦国時代の書籍などをよく読んでいます。ドライブの方は結婚して子どもができてからは控えめにしていて、休日はできるだけ家族と一緒に過ごしています。

1つの味に色の違う5種類のパッケージで気分を上げていきたい

Q:「ピュレグミ」について簡単に紹介してください。

木本:「ピュレグミ」は2022年に発売から20周年を迎える、カンロ内でもロングセラーのブランドになります。F1層と呼ばれる20歳から34歳の女性がコアターゲットで、果肉食感とすっぱいパウダーであまずっぱいおいしさが楽しめる、おしゃれでかわいいフルーツグミというコンセプトの商品です。

Q:「ピュレグミ」の商品ラインナップはどのようになっていますか。

木本:ブランドの柱となるレギュラータイプのピュレグミは、レモン味、グレープ味、マスカット味、白桃味の4味で展開していましたが、2021年7月からは白桃味に代わり甘夏ソーダ味がラインナップに加わっています。
2021年3月にリニューアルを行っていて、1つの味に対して色の違う5種類のパッケージで展開されているのが大きな特徴です。


通常はコストや手間を考えて、1つの商品に対して1種類のパッケージでいくのが普通ですが、コロナ禍において気分が沈んで不安な気持ちになっている方が多いのではと感じ、あえて5種類のカラーパッケージで展開しました。
かわいくてカラフルなパッケージが店頭に並んでいるところを見てもらい、「少しでも気分を上げてほしい」「幸せな気持ちになってほしい」との想いで展開させていただいています。

Q:ポケモンとコラボした「ピュレグミ」も発売されていますよね。

木本:カンロが2020年より実施しているキャンディエール活動の一環として、コロナ禍で落ち込んでいる人の気持ちを少しでも上げていきたいという想いから、カラーパッケージのリニューアルに加えて、「ポケモンコラボ」も実施しています。
現在発売しているのは、ポケモンコラボの第4弾となる「ピュレグミポケモン でんげきトロピカ味パイルのみ風」です。こちらも5種類のパッケージで展開しています。
私としては最初、ポケモンは「ピュレグミ」のコアターゲット層には合わないのではないかと思っていたのですが、部下の女性から「子どもの頃にポケモンのゲームやアニメで育った人は、今でもポケモンの筆箱やポーチを愛用しています」という話を聞き、そういうことならポケモンとのコラボにも可能性があるのではないかと考えました。
そして、2020年6月からポケモンコラボをスタートしたところ、多くのお客様からご好評をいただきましたので、2020年に計3回のコラボ商品を発売し、2021年7月から第4弾を発売しています。

Q:同じく2021年7月に発売された、チロルチョコと「ピュレグミ」とのコラボ商品にも驚きました。

木本:チロルチョコさんからお声をかけていただき、お互いのターゲットに親和性があると考えたため、コラボが実現しました。
実はカンロはもともと、あまり積極的にコラボ商品を発売するメーカーではありませんでした。しかしコロナ禍で気分が沈みがちな人が多い中、コラボ商品でお客様の気持ちを少しでも明るくしていきたい、と考えるようになり、現在「ピュレグミ」では積極的にコラボ商品を展開するようにしています。

Q:ブランド室長として働く上で、楽しいこと、嬉しいこと、その逆に大変なことを教えてください。

木本:楽しいこと、嬉しいことはやはり、結果を出せた時ですね。結果というのは商品が実際に店頭で発売されて、それが売れているという情報が入ると「やった!」という気持ちになります。
「ピュレグミポケモン」も販売が好調でしたし、カラーパッケージも大変好評でした。そういう時、「やってやったぞ!」という感情が沸いてきます。
大変なことは、ピュレグミブランドはカンロにとって非常に大切なブランドであり、発売20周年を迎えるロングセラーブランドでもあるため、社長や役員の方々も様々な思いを持たれています。ですので「ピュレグミ」のブランド戦略を遂行していくのは簡単ではありません。この仕事は何が正解なのかはっきりとはわかりません。正解が無い中で、もっともベターな方法はなんだろうと常に自問自答しつつ、ブランド戦略を考えています。

Q:今後、「ピュレグミ」ブランドをどのようにしていきたいですか。

木本:コアターゲットを軸にしながら、全世代に愛される売上シェアNo.1のグミにしたいと思っています。
車の世界には国民車という呼び方がありますよね。それと同じようにカンロのピュレグミを「国民的グミブランド」にしていきたいというのが、ブランド室長としての目標です。

不安な日々も「いつもそばに寄り添い気持ちを彩ってくれる存在」に!


Q:コロナ禍の今だから活きる、「ピュレグミ」のブランドパーパス(社会的存在意義)をどう捉えていますか。

木本:「ピュレグミ」は、“いつもそばに寄り添い気持ちを彩ってくれる存在”というブランドパーパスを2020年に設定しています。2021年3月のパッケージリニューアルによって、そのブランドパーパスをより強調しました。
「ピュレグミ」は“かわいい”“おしゃれ”という評価をいただいていて、いつでもそばに置いておきたくなる存在になっていると思います。それは「ピュレグミ」独自の存在意義だと思いますので、そこをもっと強化していくことが「ピュレグミ」の可能性を広げることにつながると考えています。

Q:「ピュレグミ」では他にどのような施策を行っていますか。

木本:コロナ禍の中のお客様を応援するというキャンディエール活動の一環として、「ピュレグミポケモン」第4弾の発売と共にSNSの施策として「ピカピュレトラベルボックス」が100名に当たるキャンペーン※を実施しました。
※現在は終了

また2021年3月のパッケージリニューアルに合わせ、YouTuberのあさぎーにょさんに出演していただき、5色のパッケージ×4味=20色の「ピュレグミ」の動画プロモーションを展開しました。動画はカンロのYouTube公式チャンネルに掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。

カンロ株式会社 YouTube公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCAmDicnfH-LXIrNBTKokeyA

Q:最後に、「ピュレグミ」ブランド室長からお客様へのエールをお願いします。

木本:長引いているコロナ禍もなかなか先が見えない状況です。
不安な日々が続いていると思いますが、このような状況下で「ピュレグミ」をいつもそばに置いていただくことで少しでも気分が上がるよう、引き続き商品施策やプロモーション施策を行っていきたいと考えていますので、応援よろしくお願いします。
「ピュレグミ」と一緒にコロナ禍を乗り切っていきましょう!