糖とカンロ

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ノンシュガーブランドからのエール! ~コロナ禍で摂取カロリーを気にしている方々を応援!~

カンロの9つのブランドからエールを毎月発信するシリーズの第7回目は、4種の「ノンシュガーのど飴シリーズ」と4種の「茶館シリーズ」の計8商品をラインナップしている「ノンシュガー」ブランド。健康志向の上昇と共に人気も高まっている商品です。

ブランド室長を務めるのは、早川和宏さん。ノンシュガーブランドで進めている取り組みの内容やブランドに対する想い、ブランド室長としての考え、今後の展望などをお伺いし、ノンシュガーブランドからのエールをお贈りいたします。

大見得を切ったノンシュガーのブランド室化を2年で実現

Q:カンロとの出会いについて教えてください。

早川:前職では別の食品メーカーに勤めていたのですが、もっと新しいことにチャレンジしたいと考えていた時に、たまたまカンロの商品開発の求人募集を見つけたのが出会いでした。
当時、カンロについては「カンロ飴」のイメージしかなく、飴にもそれほど興味はありませんでした。しかし、メーカー名も知らずに定期的に購入していた飴がカンロの「ノンシュガー果実のど飴」だったんです。

その程度の認識でしたので前日まで面接を受けるかどうか迷っていたのですが、ふとカンロのホームページをチェックした際に、そこに掲載されていたお客様の声が目に留まりました。
そこには「子どもにカンロの飴を与えたら泣き止みました。それ以来、子どもとの関係も良くなっています」といったエピソードが書かれていて、「飴にはこんな力があるんだ」と感動しました。それと同時に頭の中で商品に対する色々なアイデアが思い浮かんできたので、徹夜でそれらをまとめて採用面接に挑んだ結果、ご縁があったという形です。

Q:カンロに入社してからの経歴を教えてください。

早川:入社後6年半は商品開発に携わっていたのですが、ひょんなことから営業本部に異動となり、営業職を9年経験した後、また商品企画の部署に戻ってきました。商品企画部ではノンシュガー商品や素材菓子を担当していました。

Q:2019年にカンロのブランド基軸経営がスタ―トしましたが、ノンシュガーのブランド室が少し遅い2021年の立ち上げとなった経緯について教えてください。

早川:ブランド基軸経営で組織の変更が決まった時、自分はノンシュガー商品や素材菓子を担当する商品企画部第2企画チームに所属していたのですが、はじめに選ばれたブランドの中にノンシュガーはありませんでした。ただ、自分としてはノンシュガーには可能性があると考えていましたので、2018年12月に開催された事業計画発表会で「2年ないし3年でノンシュガーをブランド室にします!」と宣言してしまったのです(笑)。
このように大見得を切ってしまったのですが、チームメンバーのおかげでなんとか2年でブランド室にすることができました。

Q:有限実行、素晴らしいですね。ちなみに早川さんの性格や趣味、休日の過ごし方についてもお教えいただけますか。

早川:一言でいうとポジティブで楽天的な性格です。趣味は釣りと走ることで、以前はマラソンやトレイルランニングの大会にも頻繁に出ていました。カンロでもRUN部というサークルに所属しているのですが、コロナ禍になってからはみんなと走れなくなり、大会も中止に。今はもっぱら家族のために休日を過ごす感じで、最近では子どもとウクレレを始めました。ギターを弾いている人は「ウクレレは弦が4本しかないから簡単」といいますが、意外に難しくて(笑)。でも子どもはすぐ上手く弾けるようになりましたね。

人工甘味料を使わずにおいしい飴をつくるカンロの技術力

Q:ノンシュガーブランドについて簡単に紹介してください。

早川:ノンシュガーブランドでは現在8商品がラインナップされているのですが、どれも甘さスッキリ糖類ゼロで人工甘味料不使用となっています。でんぷんからつくられた「還元水飴」の甘さを活かした製法のため、人工甘味料不使用でもしっかり甘さが感じられ、後味がすっきりしているのが特徴です。

Q:ノンシュガーブランドの商品ラインナップを教えてください。

早川:「ノンシュガーのど飴シリーズ」と「ノンシュガー茶館シリーズ」の2シリーズがあります。

「ノンシュガーのど飴シリーズ」には、「果実のど飴」「スーパーメントールのど飴」「びわ蜜のど飴」「ミルクミントのど飴」の4つの味がラインナップされています。
この中でもっとも人気が高いのは「果実のど飴」です。メントールが入っていないのでスースーしない、4種類のフルーツ味を楽しめる商品となっています。購入される方はご家族だけでなく、意外と男性ユーザーも多いんですよ。
次いで人気があるのは「スーパーメントールのど飴」です。この商品はメントールが強いのですが、それでいて味はおいしく、「これしか買わない」という固定ファンがいるほどです。コンビニでは「果実のど飴」が人気なのですが、スーパーでは「スーパーメントールのど飴」の方が売れていることもあります。
その他には、熱烈なファンに支えられている「びわ蜜のど飴」や、2021年3月に発売したばかりの「ミルクミントのど飴」がラインナップされています。

ノンシュガーブランドのもう一つの柱である「茶館シリーズ」には、「珈琲茶館」「紅茶茶館」「抹茶茶館」「ミルク茶館」という4つの味がラインナップされています。茶館シリーズの中では「珈琲茶館」が断トツの人気です。

ブランド全体としては「果実のど飴」「スーパーメントールのど飴」「珈琲茶館」が売上の3本柱になっていますね。

Q:ノンシュガーブランドの良さはなんでしょう。

早川:人工甘味料を「おいしくない」「体に良くない」「後味が良くない」と思っている方は多いようです。そこで「茶館シリーズ」は2019年秋、「ノンシュガーのど飴シリーズ」は2020年秋に人工甘味料不使用に切り換えました。

以前はノンシュガーには当たり前のように人工甘味料を使っていたのですが、お客様のニーズにあわせて不使用にする決断をしました。それから研究部門で「人工甘味料を使わなくてもおいしくするにはどうしたら良いのか」について試行錯誤を繰り返し、成分の配合を変えていくことによって、人工甘味料不使用でもおいしい飴が作れるようになりました。
ノンシュガーブランドはカンロの研究技術の結晶と言えるのではないでしょうか。

Q:ノンシュガーブランドのブランドパーパス(存在意義)や可能性を教えてください。

早川:「ノンシュガーならではのおいしさで世界の人々の笑顔と健康をサポート」というブランドパーパスを設定しています。
砂糖ベースの配合で飴をつくっていけば、当然、甘くて濃厚でおいしい商品が出来上がります。しかし、ノンシュガーの場合はどうしても「物足りない」「甘みが薄い」となってしまいがちです。一方で、甘すぎないものを好む方もいらっしゃいます。このような方のニーズは、甘すぎないから舐め飽きない、甘すぎないから後味すっきり、とも考えられます。

ノンシュガーは砂糖配合と比べて味わいで劣るのではなく、当社の技術によってノンシュガーならではのおいしさを活かした製品に仕立てています。それを世の中に伝え、「カンロのノンシュガーってこんなにおいしいんだ」と知ってもらい、摂取カロリーを気にする人はもちろん、全ての人に喜んでいただきたいと考えています。

ある管理栄養士さんから聞いたのですが、栄養指導が必要な方に甘いものを控えるように言ってもどうしても我慢できない方がいらっしゃるそうです。そのような方にはカロリーの高いお菓子を食べる代わりに、粒数を決めてカンロのノンシュガーキャンディをゆっくり舐めてもらうと満足感が得られて良いと言っていました。

海外では日本人以上に肥満や糖尿病などの問題が増えているという話を聞きます。カンロのノンシュガーキャンディが世界中で摂取カロリーを気にする人のサポートになれば、こんな嬉しいことはありません。

以上のことから、ノンシュガーならではのおいしさで世界の人々の笑顔と健康をサポートしていくことが私たちの目標です。

Q:ノンシュガーのブランド室長として働く上で嬉しいこと、逆に大変なことを教えてください。

早川:嬉しいことは、ノンシュガーのど飴シリーズや茶館シリーズを食べたお客様から喜びの声を聞いた時です。カスタマーセンターにそういった声がよく届くんですよ。それが私にとっての一番の喜びです。

逆に大変なことは、なかなか正解が見えてこないことでしょうか。本当に自問自答の日々を続けています。「これで行けるだろう」「これでいいだろう」と思っても「まだじゃないか」「もっと改良できる余地があるのではないか」と、日々悩んでいます。

摂取カロリーを気にする方々をいつも応援しています!

Q:コロナ禍の今だから活きる、ノンシュガーブランドの社会的存在意義をどう捉えていますか。

早川:「健康志向」がノンシュガーブランドの最大の特徴です。
コロナ禍になってからはあまり出歩かなくなり、いわゆる「コロナ太り」になってしまったという方もいらっしゃると思います。そういった方には他の高カロリーのお菓子ではなく、カンロのノンシュガーを召し上がっていただきたいです。摂取カロリーを気にする方々を応援することが社会的意義なのかなと思います。

また外出を控えるようになり、家族が家の中にいる時間が長くなると、つい夫婦仲やお子様との関係がぎくしゃくしてしまうこともあるかもしれません。そんな時には、ぜひご家族みんなで楽しめる「果実のど飴」で笑顔を取り戻してほしいですね。

Q:ノンシュガーブランドとしては今後どのような施策を行っていきますか。

早川:2021年10月にはキャンディエール活動の一環として、『果実のど飴 家族で食べようキャンペーン』を行います。家族の真ん中に「果実のど飴」があることで家族間のコミュニケーションが増えることを願い、WEBを中心に楽しい動画を配信するキャンペーンです。

さらに現在、ノンシュガーの価値を活かした、のど飴でもグルメ系でもないカテゴリーの商品開発を進めています。詳細はまだお伝えできませんが、乞うご期待ください。

Q:最後に、ノンシュガーブランド室長からお客様へのエールをお願いします。

早川:まだまだ大変な状況が続いていますが、ぜひカンロのノンシュガーキャンディを召し上がっていただきたいです。
ノンシュガーブランドは摂取カロリーを気にする方々をいつも応援しています。皆さんの健康を願いながら、これからもおいしいノンシュガー商品を提供していきたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。