タピオカと並んで、平成の終わりを代表するスイーツのひとつになったバスクチーズケーキ。コンビニ各社も個性あるバスク風チーズケーキを販売し、定番のスイーツになりました。
今回はバスクチーズケーキの由来や人気のポイントをご紹介しつつ、近年再注目されている固いプリンなど、年々進化するスイーツの魅力に迫ります。
また、お酒とスイーツ、筋トレとスイーツ、という意外な関係についてもお話ししたいと思います。気軽に立ち寄れるコンビニなどを活用して、色々なシーンで流行のスイーツを楽しんでください。
今までのチーズケーキと何が違うの? バスクチーズケーキの魅力
バスクチーズケーキは、その名の通りスペインのバスク地方が発祥の地です。バル街として知られるサンセバスチャンにある『La Vina(ラ・ビーニャ)』というお店で産まれました。※1
バスクチーズケーキといえば、何といってもその真っ黒な見た目が印象的です。バスクチーズケーキはベイクドチーズケーキの一種ですが、通常よりも高温かつ短時間で焼き上げるという特徴があります。このため、ケーキの表面はカラメル状で香ばしく、中心部は半熟気味でしっとり濃厚な味が楽しめるのです。
ところで、そもそもこのケーキはバル発祥ですから、コーヒーや紅茶だけでなくワインと一緒に楽しむ人も多いそうです。ワインとスイーツ、ちょっと意外に感じるかもしれません。しかし、チョコレートとウイスキーは鉄板の組み合わせとしてよく知られています。映画プリティ・ウーマンで有名なシャンパンとストロベリーの組み合わせなども、お酒とスイーツの素敵なマリアージュの一例です。バスクチーズケーキはお酒とも相性のよい、大人のスイーツなのです。
充実のコンビニスイーツ、全部食べたい!
バスク風チーズケーキを一躍有名にしたのは、やはりコンビニです。コンビニスイーツには、いつでも誰でも買いやすいというメリットがあります。話題のスイーツを食べてみたいけど、お店まで遠い、行列に並ぶ時間がない。そんな時はコンビニで試してみてはいかがでしょうか。コンビニにはバスク風のチーズケーキも揃っています。 また、軽く甘いものが欲しい時はプリンがおススメです。近年のレトロ喫茶ブームの影響で、昭和のイメージ漂う『固いプリン』が再注目されています。※2
しっかり固めのカスタードプリン、トッピングは生クリームにサクランボ。これこそ昔ながらのプリンです。
喫茶店ほど本格的ではありませんが、身近なお店でも色々なプリンに出会うことができます。皆さんはどんなタイプのプリンがお好きですか。注目の硬めプリン以外にも、プルプル、とろとろ、ふわふわ……様々な触感のプリンがあります。デコレーションの違いも含めると、コンビニやスーパーだけでも数え切れない種類のプリンが販売されています。
基本的にプリンの材料は卵、牛乳、砂糖の3種類です。このうち、熱を加えることでプリンを固める役割を持つのは卵ですから、材料の中で卵の割合が多いと出来上がりが固くなります。つまり、硬めのプリンは卵の美味しさがしっかり味わえて、柔らかいプリンでは牛乳や生クリームのミルキーで優しい味わいを堪能できるというわけです。ぜひ食べ比べて、お好みのプリンを探してみてください。
プリンなどコンビニスイーツについてはこちらでご紹介しています。
・プリンブームが止まらない。美味しいお店や作り方を紹介
・【砂糖の使い方】レトロモダンな濃厚カラメルプリンの作り方
・あんバターとは! 甘党にはたまらないこってりスイーツの背徳感
さあ、お気に入りを見つけよう!
前半ではバスクチーズケーキとワインの相性についてご紹介しましたが、お酒を楽しむには糖も大事な要素です。これは、お酒が肝臓で分解される時に体内の糖分が必要だからです。アルコール分解のために血糖が消費されると、脳は空腹を感じて炭水化物(糖)を欲しがります。「締めにラーメンが食べたい」「最後にお茶漬けを食べよう」というのは身体の正しい反応なのですね。しかし当然、食べ過ぎてしまうと体重の増加や二日酔いにつながりますのでご注意を。フルーツなどがお勧めだそうです。※3
最近、『筋トレ女子』という言葉をよく耳にします。筋トレ+糖質抜きの食事でストイックにがんばろうと思っている方、ちょっと待って。糖質が不足していると、身体はトレーニングのエネルギーを作るために、たんぱく質を分解して使ってしまいます。たんぱく質は筋肉の元。せっかくトレーニングしても、効果が現れにくくなってしまいます。 何事もバランスが大切。たまにはランニングの帰りにご褒美スイーツを1つ買ってみたりするのも、運動を長く続ける秘訣かもしれません。食べるタイミングや質、量を考えて、スイーツと上手に付き合ってください。
現代は身近なお店で美味しいスイーツが手に入る時代です。お花見や端午の節句などのイベントに向けた期間限定スイーツや、漫画や映画とのコラボ、有名パティシエとのタイアップなどが続々と増えています。
お仕事やお勉強の疲れを癒したり、ちょっとがんばったときのご褒美にしたり、休日のおうち飲みのお伴にしたり。毎日の生活にお気に入りのスイーツを取り入れて、潤いのある暮らしを楽しみましょう。
参考
※1 スペインバル『La Vina』
http://lavinarestaurante.com/en/
※2 東洋経済オンライン『昭和系「硬めプリン」再び人気を集めている理由』
https://toyokeizai.net/articles/amp/321504?display=b
※3 イミダス『なぜお酒を飲むとラーメンが食べたくなるのか』
https://imidas.jp/science/?article_id=k-051-024-12-01-g385