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プリンブームが止まらない。美味しいお店や作り方を紹介


プリンは幼いころから食べてきたおやつのひとつだという方も多いのではないでしょうか。昔懐かしい固めのプリンや、口の中でとろけるプリンなど、時代とともに人気のプリンは移り変わりました。そんなプリンブームは止まることなく今も継続中です。今回は、プリンの美味しいお店や作り方をご紹介します。
 

固め派?なめらか派?奥深いプリンの種類

プリンは基本的に卵、牛乳、砂糖を材料にして作られるお菓子です。名前はイギリス発祥のプディングが日本に伝わり、プリンと呼ばれるようになったのが由来といわれています。日本でプリンといえば、カスタードプリンを指すことが一般的です。※1

カスタードプリンは、熱を加えると固まる卵の性質を利用して作られるお菓子です。また、ゼラチンなどの凝固剤を使って冷やし固めて作るプリンもあります。製法の違いだけでなく、材料によっても食感や味わいが変わるため、プリンにはさまざまな種類があります。※1

蒸し焼きにした固めのプリンに生クリームを使ったとろりとした舌触りのプリン、凝固剤を使って固める抹茶プリンや牛乳プリンなど、お気に入りのプリンについて人と話すこともあるのではないでしょうか。プリンに明確な定義や規格などがないことも、バリエーション豊かな種類の多さに関わっています。※2

ブームになるプリンも時代によってさまざまで、流行のプリンはコンビニスイーツでも見つけられると思います。流行のコンビニスイーツについては、下記で詳細をご覧ください。
大流行のバスクチーズケーキや固いプリン! 次は何を食べる?
あんバターとは! 甘党にはたまらないこってりスイーツの背徳感
 

ブラジル発のプリンも登場!プリンブームは継続中

日本にプリンが伝わったのは、江戸時代後期から明治時代初期だといわれています。ごく一般的にプリンが食べられるようになったのは1960年代になってからでした。※1 時代によってスイーツの流行がある中、プリンは定番として現在も愛され続けています。

また、世界の各国にも独自のプリンがあって、日本で数年前から注目されているのが、ブラジル生まれの「プジン(Pudim)」です。練乳を使った濃厚なミルク感や、しっかりとした弾力が魅力です。プリンの下にココアのスポンジが敷かれているのも特徴です。※3 海外で食べられているプリンが日本に伝わるなど、プリンブームは今後も続いていきそうです。

固め系プリンの美味しいお店と作り方の紹介

Instagramより“美味しいプリンが食べられるお店とレシピ”をご紹介します。

〇喫茶サテラ
東京都・渋谷区の喫茶店。48年続く喫茶店を改装した後も、その良さを受け継ぎレトロな雰囲気が感じられるお店です。写真のプリンは生地に練乳とクリームチーズが使われていて、優しい甘さとコクがあるなめらかな濃厚プリンです。

https://www.instagram.com/p/ClxTefEP9MN/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D

〇GUUUTARA COFFEE(グータラ コーヒー)
東京都・世田谷区のカフェ。写真はお店の定番商品「苦めかためのプリン」。その名の通り、かためで甘さ控えめなプリンと苦味のしっかり効いたカラメルソースの相性がとても良く、さらにトッピングの苺の酸味が絶妙なバランスの一品です。

https://www.instagram.com/p/CmLYhNiP3SX/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D

〇CAFE SECRET WINDOW
東京都・新宿区にある韓国デザートカフェ&バー。写真は「自家製CARAMEL PUDDING」(1日数量限定)。しっとりもっちりとした食感とほど良い甘さのプリンです。高さを出さずに横幅を広げて作られているのがとても可愛いらしいですね。

https://www.instagram.com/p/ClGRLMNvr8X/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D

〇SUNRISE COFFEE
兵庫県・西宮市にあるカフェ。試作を繰り返し理想の味にたどり着いたというプリンは固めで、カラメルソースは苦みが効いています。さらにプリンと同じくらいの大きさのバニラアイスをトッピングすることでより一層美しさが増します。インスタ映え間違いなしの一品です。(プリンの提供日はお店インスタグラムをご確認ください。)

https://www.instagram.com/p/CqQE4usPFRH/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D

〇m154さんによる「口当たりなめらかな固めプリン」のレシピをご紹介いたします。

https://www.instagram.com/p/CMuRjabgMnP/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D

【作り方】
① お鍋にグラニュー糖(40g)とお水(大さじ1)を入れ、ふつふつと熱します。
② 焦げる直前くらいまで色づいたらお水(大さじ2)を加えます。
はねて、大きな音がするので注意!火を止めてから入れてください。
③ カラメルはそれぞれのカップに注ぎ、冷蔵庫で冷やしておきます。
④ 鍋に牛乳(220ml)、てんさい糖(40g)を入れて温め、てんさい糖を溶かします。
沸騰直前まで温めます。
⑤ 卵(1個)と卵黄(3個)、バニラエクストラクト(大さじ1)をボウルに入れ、
コシを切るように合わせます。
空気を含ませないように、泡立てないように気を付けます。
⑥ 卵液に温めた牛乳を合わせたら漉し器で漉します。
その時にできた気泡はキッチンペーパーなどで取り除き
冷蔵庫で冷やしていたカップに卵液をうつしていきます。
⑦ カップにアルミホイルをかぶせ、水滴がプリンに入らないようにします。
蒸気が上がった蒸籠に入れて25分弱火で火を入れていきます
その後火を止めて、5分ほど余熱で放置したら火入れは完了。
後は冷やして型から出して完成。

ごく弱火でじっくり火を通すことと火を通しすぎないことがコツで、
レシピ通りに作れば「ちょっと固めで舌触りなめらか~なプリン」が作れちゃうそうです!
ぜひ試してみてください。

プリンはシンプルな材料で作ることができます。昔ながらの固めプリンは、こちらでも作り方をご紹介しています。
【砂糖の使い方】レトロモダンな濃厚カラメルプリンの作り方
 

まとめ

日本で長年愛されているプリンはシンプルな材料で作れるスイーツであり、材料や焼き加減などで食感や味わいもさまざまに変化します。また、海外で食べられているプリンが日本にも伝わって話題となっています。プリンブームはまだまだ止まる気配がありません。

<参考>
※1:お菓子の由来物語 猫井登

※2:焼きプリン、マンゴープリン、牛乳プリンなど様々なプリンがあるが、定義があるのでしょうか。
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/2109/01.html

※3:Pudim
https://kotobank.jp/ptjaword/pudim