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砂糖とミルクとの相性抜群。ほうじ茶スイーツの魅力


Instagramで検索すると、約5.3万件もヒットする「#ほうじ茶スイーツ」。
2017年ごろから始まった“ほうじ茶スイーツ”ブームは、いまだに根強い人気を誇っており、その人気はコンビニスイーツとしても登場するほど。

今回は、そんな和と洋が融合した大人スイーツである“ほうじ茶スイーツ”の魅力に迫ります。

ほろ苦さがたまらない! ほうじ茶スイーツ


和と洋が融合したスイーツは数多くありますが、その中でも近年、注目されているのが“ほうじ茶スイーツ”。その名の通り、ほうじ茶を使用したスイーツです!

2017年ごろから始まったほうじ茶スイーツブームはじわじわと広がりを見せており、今では、コンビニや有名カフェでもほうじ茶スイーツやほうじ茶ラテなどが日常的に並ぶようになりました。

同じく日本茶を使ったスイーツに『抹茶スイーツ』がありますが、ほうじ茶は抹茶とはまた違った顔を見せてくれます。優しい苦味とほうじ茶特有の芳ばしい香りが、後をひく美味しさの秘密。和の要素を強く感じるほうじ茶ですが、渋みや苦味が少なく、実はお砂糖とミルクとの相性が良いので、ほうじ茶プリンやほうじ茶アイス、ほかにもパンケーキやパフェなど、さまざまなほうじ茶スイーツを楽しむことができます。

ほうじ茶ならではの芳醇な香りとほろ苦さが病みつきになること間違いなし! ほうじ茶スイーツをまだ食べたことがない、という方はぜひ試してみてくださいね。

なお、抹茶スイーツについてはこちらでご紹介していますのでぜひご覧ください。
抹茶と緑茶の違いは? お抹茶の淹れ方や抹茶スイーツも紹介

100年の歴史! そもそもほうじ茶ってどんなお茶?


ご存知の方も多いかと思いますが、ほうじ茶は『焙じ茶』と書きます。つまり『緑茶を焙じたお茶』と言う意味。
ほうじ茶は、強火で焙煎するので苦味成分の“タンニン”が壊れ、緑茶に比べて渋みが少なく飲みやすいお茶です。このすっきりとした飲み口と、茶葉を加熱したときに発生する芳醇な香りが幅広い年代に愛されているんですね。

この、今飲まれているほうじ茶が確立したのは、100年ほど前と言われています。
起源については、諸説ありますが、一説では売れ残ってしまった茶葉を再生させようとしたことから始まったと言われています。

昭和初期、恐慌の煽りを受けてお茶が売れず、大量の茶葉の在庫が残ってしまったそうです。売れ残った茶葉は劣化し、処分するしかないという状況。そんな中、京都の茶商が京都大学へ助けを求めたところ“茶葉を煎る”というアイディアをもらい、そこからほうじ茶が誕生したんだとか。※1

また、煎茶を作る際に捨てられていた茎を別の形で利用できないかと考え、焙じて売り出すこと考えつき、「ほうじ茎茶」が誕生したそうです。当時は、その見た目から「棒茶」と呼ばれていたようです※2

在庫の救済や捨ててしまう煎茶の茎の再利用など、きっかけは色々とあったようですが、同じように「焙じてみた」ことから、こんなに美味しいお茶が生まれたとは驚きですよね。

美味しいほうじ茶スイーツを食べるならここ! おすすめのお店

最近ではさまざまなカフェやコンビニなどでもほうじ茶スイーツを見かけますよね。
そこで、今回はおすすめの美味しいほうじ茶スイーツをご紹介します。
 

◯ほうじ茶STAND
鎌倉 小町通りにあるほうじ茶スイーツを楽しめるお店。
おしゃれなほうじ茶ラテやさまざまなほうじ茶スイーツを楽しめます!

オンラインショップでの購入も可能ですよ。

https://www.instagram.com/p/CV_uVTbP-vc/?utm_medium=copy_link

 

ほうじ茶スイーツの作り方をご紹介!

Azumi0120さんのほうじ茶シフォンケーキをご紹介します。

20cmシフォン型1台分

【材料】
・卵黄(Lサイズ)…6個
・卵白(Lサイズ)…7個
・薄力粉…120g
・コンスターチ…8g
・ベーキングパウダー…2g
・グラニュー糖(卵黄用)…40g
・グラニュー糖(卵白用)…90g
・塩(卵白用)…少々
・調整豆乳…100cc
・太白ごま油…75g
・ほうじ茶(ティーパック可)…12g

【下準備】
・卵黄と卵白を分けて、卵黄は常温、卵白は冷蔵庫に入れ冷やしておく。
・薄力粉、コンスターチ、ベーキングパウダーは一緒に振るっておく。
・豆乳を沸騰ギリギリまで温めて、太白ごま油と混ぜ合わせておく。
・ほうじ茶はミルでパウダー状に細かくしておく。

【作り方】
①卵黄をハンドミキサーで割りながら混ぜ、少々湯煎にかける。人肌に温まったら湯煎から外し、グラニュー糖を入れ白っぽくマヨネーズ状になるまで泡立てる。

②豆乳と太白ごま油を少しずつよく混ぜながら加える。

③ふるっておいた粉類をさらにふるいながら②に混ぜる。ここでほうじ茶パウダーも。泡立て器でグルグル。ツヤがでるまで。

④このあたりでオーブンを190℃に余熱する。→天板も一緒に。

⑤冷蔵庫から卵白を取り出して、ハンドミキサーで卵白の粘りが取れるまで混ぜ、塩を少々入れる。シャバシャバになったら、砂糖を加え超高速でツノが立つまで泡立てる。→ボールを逆さまにしても落ちないくらい。

⑥メレンゲをひとすくい泡立て器で取り、③に綺麗に混ぜ合わせる。もうひとすくいさっくり混ぜ合わせたら、今度は卵白のボールに入れツヤが出る感じで混ぜすぎないように合わせる。

⑦型に流し入れ、箸で3周くらい生地をクルクル。筒を押さえながら1.2回空気抜く。

⑧190℃→5分。180℃→20分。170℃→10分。計35分焼く。
※焼き始めて10分くらいで切り込みを入れると綺麗に焼けます。

⑨焼けたら5cm~10cmくらいの高さから落として空気抜き。瓶などに刺し逆さまにして冷ます。

⑩筒の中心が人肌くらいになったら、ビニール袋をかぶせ口を結ぶ。
最低3~4時間、できれば一晩逆さまにした状態で冷やしてから型抜きする。

カットしたらそのまま食べても良し、
お好みでデコレーションしたり、シフォンサンドにしても美味しいそうです!

まとめ

ほうじ茶スイーツいかがでしたか?
ほうじ茶の香りとスイーツの甘さって、絶妙としか言いようがないほど合いますよね。
ぜひ好みのほうじ茶スイーツを見つけてみてくださいね!
 

※1  https://newtitle.tokyo/tea_tips/hojicha/#i-3
※2  https://kyo-hayashiya.jp/history/

 

ライタープロフィール

ao

女優・ライターをしています。おいしいものと動物が大好き。
趣味はお菓子づくりとおさんぽと、美味しそうなものをInstagramでチェックすること。
保護猫2匹とまったり暮らしてます。
洋菓子店でパティシエやイタリアンレストランで調理師兼ホール、マーケティング企業の役員などを経験。