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人気拡大チョコミント味! アイスクリームだけじゃない


根強い人気のあるチョコミント味。清涼感の中に甘味のある味わいは、アイスクリームだけではありません。気温が高くなる時期に入ると、ぱっと目を引くミントグリーンのお菓子や飲み物を見かけるようになります。今回は、人気拡大中のチョコミント味に注目します。

アイスクリーム以外のチョコミント味の食べ物

チョコミント味といえば、アイスクリームを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。現在では、ケーキや蒸しパン、和菓子、お酒など、チョコミント味のさまざまな商品が登場。スーパーマーケットやコンビニエンスストアでは、春限定の商品と入れ替わるようにチョコミント味の商品が並び始めます。※1※2

ファストフード店やファミリーレストランでも、期間限定でチョコミント味のパフェやドリンクなどが販売されSNSでも話題です。ほかにも、チョコレートとミントクリームがのったかき氷、ミントグリーンのクリームがたっぷり入ったシュークリームなど、定番のスイーツをチョコミント味にした、思わず撮影したくなるおしゃれなスイーツも見かけます。※1※2

チョコミント味の食べ物で共通しているのは、ミントグリーンと茶色を組み合わせた色合いです。食べ物そのものに色がついているほか、パッケージにもミントグリーンが使われています。パッと目を引く色合いは、チョコミント味の食べ物のトレードマークです。※1※2

チョコミント味の色の秘密はアイスクリームにあり⁉


さわやかで涼しげな、青色に近いミントグリーンの色合いは、チョコミント味以外の食べ物ではあまり見かけません。色彩心理学で青色は「食欲を減退させる色」とされ、食品ではあまり使われていないことが影響していると考えられます。では、チョコミント味の食べ物の色合いがミントグリーンに定着したのはなぜなのでしょうか?※3

日本でチョコミント味の食べ物が広く知られるようになったのは、「サーティワンアイスクリーム」がきっかけだったともいわれています。サーティワンアイスクリームは、1945年にアメリカで創設されたアイスクリームチェーンです。※2※5

日本にサーティワンアイスクリームの1号店ができたのは1974年4月。アメリカで販売されているレシピが日本にも伝わり、東京に1号店がオープンした当初から、ミントグリーンのチョコミントアイスクリームが販売されていました。当時は、色合いによってなのか、チョコミントアイスクリームの売れ行きはあまりよくなかったそうです。※2※4

チョコミントアイスクリームがなぜミントグリーンの色合いになったのか、理由は分かっていません。しかし、日本で販売されているチョコミント味の食べ物を見ると、アイスクリームの色合いの影響力の強さを感じられるのではないでしょうか。※2

スーッとする味わいで思い浮かぶものといえば

ハーブの一種であるミントは、料理やお菓子、お茶、お酒などに使われてきました。ミントの歴史は古く、エジプトでは4000年以上前から栽培されていたといわれています。※5

ミントには数百種類にわたる品種があり、お菓子や料理によく使われるのはペパーミントやスペアミントです。品種によって香りの強さ、味わいが異なります。スーッとする清涼感のある香りは、ミントに含まれているメントールやカルボンという成分によるものです。※5

ミントの香りは、香水、歯磨き粉、湿布剤など、食べ物以外にも利用されてきました。そのため、チョコミント味のアイスクリームを口にすると歯磨き粉を連想し、苦手だと感じる方もいます。※5

その反面、チョコミント味は根強い人気があり、賛否の分かれる味でもあります。IDFA(国際乳食品協会)の2017年の調査では、アメリカの人気アイスクリームフレーバーのトップ5にチョコミント味がランクイン。また、日本のサーティワンアイスクリームでは、定番商品としてチョコミント味が40年以上も取り扱われているのです。※2※6

チョコレートとミントの組み合わせの魅力


アイスクリームのほかにも、日本ではチョコミント味の食べ物をよく見かけるようになりました。食べ物にミントの味わいを加えるには、ミントの葉やミントの葉から抽出されたミントエキスなどを利用します。チョコミント味の食べ物といっても味わいは同じではなく、ミントの香りの強弱、チョコレートの量によって異なるのも魅力です。※2

古くから利用されてきたミントですから、長年親しまれているチョコミント味の食べ物はアイスクリームのほかにもあります。カクテルの「グラスホッパー」です。ミントリキュール、カカオリキュール、生クリームから作られるカクテルで、色は鮮やかな緑色。グラスホッパーが飲み始められた時期は諸説あり、1900年ごろにアメリカで考案された説があります。※2※7

チョコミント愛好家の通称も生まれる

チョコミント味の人気が広まるにつれ、チョコミント愛好家の通称「チョコミン党」も知られるようになります。SNSのほか、チョコミント味の商品の広告などでも「チョコミン党」を目にしたことがあるかもしれません。チョコミント味の情報を集めるなら、「チョコミン党」とネット検索してみると、数多くのお菓子や飲み物を見つけられるでしょう。※2

チョコミント味のアイスクリームは定番のフレーバーとして、一年中食べることができます。しかし、アイスクリーム以外のお菓子や飲料は期間限定のものもあり、いつでも食べられるわけではありません。チョコミント味の気になる食べ物があったら、試しに手に取ってみてはいかがでしょうか。
 

<参考>
※1:一見まずそうな「青緑」で売れた訳 チョコミントの「ミント」はなぜあの色? ブームの真相に迫る
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/300510

※2:チョコミント本 昭文社

※3:青色の食欲減退効果に関する研究
https://lab.kuas.ac.jp/~jinbungakkai/pdf/2013/p2013_03.pdf

※4:おやつストーリー 講談社

※5:ハッカ産地の歴史的変遷と現在の主産地インドの状況
https://www.tokusanshubyo.or.jp/pdf/jouhoushi_21.pdf/21-20.pdf

※6:Vanilla Reigns Supreme; Chocolate Flavors Dominate in Top Five Ice Cream Favorites Among Americans
https://www.idfa.org/news/vanilla-reigns-supreme-chocolate-flavors-dominate-in-top-five-ice-cream-favorites-among-americans

※7:グラスホッパー
https://www.tsuji.ac.jp/oishii/recipe/b04014_outlline.html?CID=TJONCS0001&RECIPE_CD=b04014&RECIPE_TYPE=MAIN&&SEARCH_TYPE=