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フルーツ×飴が大人気、りんご飴やいちご飴って知ってる!?


りんご飴やいちご飴など、フルーツを飴でコーティングしたお菓子は、スイーツの定番として今でも人気があります。「#フルーツ飴」とインスタグラムで検索すると3万件近い投稿があり、シャインマスカットを飴でコーティングした写真なども見られます。しかし、数ある中でもやはり定番と言えば「りんご」や「いちご」。今や屋台の食べ物としてだけでなく、専門店が登場して行列のできる日もあるほど大人気! 洗練された「フルーツ×飴」の組み合わせに注目します。

フルーツとお菓子のヘルシーな関係

甘いものが欲しい時に悩むのが、お菓子を食べるか、果物を食べるかということ。皆さんも同じことでよく悩まれるのではないでしょうか。そんな時、どちらの願いもかなえてくれる美味しい選択と言えるのがフルーツ飴なのです。

お菓子とフルーツの比較でよく取り沙汰されるのが、カロリーや栄養価の違いに関する点です。一概には言えないものの、お菓子は総じてカロリーが高い割に、ビタミンやミネラルなどが含まれず、栄養価が低い食べ物です。逆にフルーツの場合、カロリーは低く抑えられ、ビタミンやミネラル、食物繊維なども含まれているので、その栄養価は高く評価されています。

フルーツを構成する糖は、主に果糖(フルクトース)です。これに対してお菓子は果糖(フルクトース)とブドウ糖(グルコース)で構成された「ショ糖(スクロース)」で出来ています。ショ糖とは白い砂糖のことです。

実を言うと果糖は腸での吸収速度がブドウ糖よりも遅く、逆に代謝はブドウ糖よりも速いので、摂取時の血糖は緩やかに上昇します。※1 そのため、低血糖時には「ブドウ糖」だけで構成された飴などを食べるように推奨されます。また、フルーツは食べ過ぎると余剰分が中性脂肪に合成されやすく、肥満や糖尿病を招くともいわれています。

つまり、フルーツ飴は飴とフルーツの特性をどちらも活かしたデザートと言えるのではないでしょうか。血糖値を素早く上昇させ、フルーツの食べすぎも防ぐ「フルーツ飴」。その代表格である「りんご飴」「いちご飴」について、これから詳しくご紹介します。

進化したりんご飴

りんごに飴をまとわせて作るりんご飴。りんごの果実感と甘い飴の組み合わせは、どこか懐かしさも感じさせてくれます。数年前には日本にりんご飴専門店が登場。飴で薄くコーティングしたりんごは、洗練された味わいのスイーツとして話題です。シンプルな飴がけだけでなく、シナモンやカカオパウダーなどがトッピングされたものもあり、新感覚のスイーツとしても楽しめます。また前述のように、インスタグラムのように写真映えすることも大きな魅力の一つと言えるでしょう。※2※3

専門店では食べやすいように、りんご飴のカットサービスがある店舗も。フォークを使うことのできる手軽さは、食べ歩きしたい時に嬉しいサービスです。カットされたりんご飴は、りんごの水分で飴が溶けやすくなるため、早めに食べることがおすすめです。持ち帰って自宅で食べる場合は、丸のままのりんご飴を購入するのが良いでしょう。※2※3

りんご飴が食べられているのは日本だけではありません。アメリカやイギリスなど、欧米の各国でもりんご飴はごく普通のお菓子です。棒にりんごを刺してある姿は、日本で見るものとほぼ同じ。トッピングしてあるりんご飴も親しまれています。※4

みずみずしい果汁が広がるいちご飴


いちご飴は、棒に刺したいちごを飴でコーティングしたものです。かわいらしいいちごの姿が目を引き、写真映えすると人気。パリッとした飴の食感と、果汁がジュワッと広がる口当たりに加え、甘味と酸味の組み合わせが楽しめます。ひと口サイズの食べやすさも魅力です。

ただし、いちごはりんごに比べると果実が柔らかく、水分が染み出しやすいので時間が経つとおいしさが失われてしまいがち。そのため、自宅用に持ち帰るのではなく、その場で楽しむのがいちご飴の醍醐味です。いちごに飴がかかったシンプルなものの他に、練乳などがトッピングされたものもあります。りんご飴と同様に、いちご飴の進化を実感できるのではないでしょうか。※5

りんご飴といちご飴の飴は火加減が重要

りんご飴やいちご飴にコーティングする飴は、どのようなものなのでしょうか。使われている飴は、昔ながらのべっこう飴とほぼ同じで、主材料は砂糖と水です。

砂糖は加熱すると液状になり、温度によって状態が変化していきます。りんご飴やいちご飴に使う飴の目安となる温度は150~165℃。固まると透明感のある飴になります。加熱する際の温度が高くなりすぎると、飴がプリンなどに使うカラメルソースのようになってしまうため火加減が重要です。※6

りんご飴やいちご飴の専門店では、飴がけが薄くなるように独自の配合と火加減にしているといわれています。口の中でパリッと砕ける食感は、試行錯誤を重ねて作られたものなのですね。※2※3※5

飴をかけたフルーツの魅力


生のフルーツには果実特有のみずみずしさや、さわやかな香りなどがあり、そのまま食べてもおいしいものです。フルーツと飴の組み合わせが注目されることには、生のフルーツにはない魅力が関係していそうです。

生のフルーツにアツアツの飴をかけると、フルーツの表面に少し火が入ります。そのため、飴がけならではの味わいとなり、飴のパリッとした食感が加わるのも魅力です。さらに、表面がつややかで見た目がかわいらしいのも、飴がけのフルーツだからこその魅力ではないでしょうか。

自宅でりんご飴といちご飴作りに挑戦

自宅の近くに専門店がなかったり、お祭りの時期も過ぎてしまったりすると、りんご飴やいちご飴を楽しむことができないですよね。そこで、自宅でもりんご飴やいちご飴作りに挑戦しませんか? 自宅で簡単にできる、りんご飴といちご飴のレシピをご紹介します。

【材料】(作りやすい分量)

・りんご…1個
・いちご…6個
・砂糖…200g
・水…50ml

【作り方】

1.りんごといちごは水で洗い、ペーパータオルでよく水を拭き取ります。いちごのヘタは手で取り除きましょう。
2.りんごの中心に割りばしを刺します。いちごは、1~3個ずつを目安に竹串に刺しましょう。
3.小鍋に砂糖、水を入れて中火で熱し、150~160℃になるまで加熱します。
4.火を止めて、りんごといちごに飴を絡め、オーブンシートの上に置いて冷まし、固まったら完成です。

飴が高温になるので火傷に注意して作業してください。りんごやいちごは洗ったあとに水分をよく拭き取ると、飴がしっかりと果実に密着します。りんご飴やいちご飴は、時間が経つと水分が染み出ておいしさが逃げていくため、早めに食べるのがおすすめです。

また、砂糖と水を加熱している際に、混ぜすぎると結晶化してしまいます。砂糖が液状になるまでできるだけ動かさないことがコツです。残った飴はオーブンシートに食べやすい大きさに広げ、べっこう飴にして楽しんではいかがでしょうか。

りんご飴といちご飴の専門店では、お祭りなどのイベントに限らず、その魅力がいつでも楽しめます。パリッとした飴とフルーツのジューシーな味わい、かわいらしい見た目は飴がけのフルーツならでは。専門店ならではのトッピングされたりんご飴やいちご飴も試してみたくなりますね。

<参考>
※1:厚生労働省 e-ヘルスネット 食品の機能と健康|果物
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-01-003.html

※2:代官山Candy apple
https://www.candy-apple.shop/menu/

※3:ポムダムール東京
https://www.pommedamourtokyo.com/

※4:International Independent Showmen's Museum
https://showmensmuseum.org/international-independent-showmens-museum-exhibits/the-history-of-candy-apples/

※5:いちご飴専門店 ストロベリーフェチ
http://strawberryfetish.com/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000032100.html

※6:砂糖と調理の科学
https://seitokogyokai.com/science/changes/