甘くておいしいさつまいも。その名前の由来と最新スイーツあれこれ


秋から冬にかけて旬の季節となる「さつまいも」。
日本で古くから愛されてきた食材なのは皆さんご存知かと思います。
そこで今回はさつまいもの原産地や名前の由来に加え、さつまいも小話、
昔から愛されてきたさつまいもスイーツから最新さつまいもスイーツまでご紹介します。
 

日本人の大好きなさつまいもの原産地と名前の由来

甘くて口にほおばると思わずにっこりと笑顔になれる、スイーツのような野菜、さつまいも。
原産地はメキシコ中央部からグアテマラあたりの中南米で、そこからヨーロッパ・中国へとやってきました。
そして中国から日本にわたり、現在の鹿児島県である薩摩藩から日本全国に広まりました。

さつまいもの名前は薩摩藩が由来。外国から入ったものなので唐芋(からいも)と呼ばれるほか、漢名では甘い芋という意味で甘藷(かんしょ)と言われています。※1

さつまいもの旬は10月。
「栗よりうまい十三里」(「九里〈栗〉+四里=十三里)というしゃれなど諸説あります」と言われていたことから埼玉県川越市の市民グループである川越いも友の会により10月13日はさつまいもの日と制定されました。※2
現在日本でのさつまいもの年間消費量はジャガイモのおよそ3分の1の108万トン。
用途は青果用・加工用・デンプン用・アルコール材料用・飼料用などに分けられます。
現在日本のさつまいもは用途に応じた品種が次々と開発されており、豊富な種類がありますが、代表的な品種として煮崩れしにくく甘みが強い紅あずま、上品で美しい紅色の鳴門金時、風味抜群で火の通りが早い紅赤、美しい色合いとアントシアニンが豊富な紫芋、ねっとりとした甘さでカロチン豊富な安納芋、滑らかな食感が話題のシルクスイートなどが挙げられます。※3※4

 

さつまいもの豊富な栄養と糖分について


さつまいもは甘みが強く、甘い物好きにとってはたまらない野菜です。
この甘みの秘密は主成分であるデンプン。加熱することによりデンプンの一部が身体に元気なパワーを与えてくれる糖質に変わるため、甘みが一層増して美味しくなるのです。
しかも、さつまいもはダイエット中で糖質やカロリーが気になる方にも安心して食べられる食材です。
カロリーはお米や小麦と比較するとおよそ3分の1と控えめです。
しかも美容に嬉しいビタミンCとお腹に優しい食物繊維が豊富。
食べすぎなければ元気チャージしてくれるだけでなく便秘解消・美肌効果も期待でき、身体の内側からも外側からもすっきりとなり、美容・ダイエットにも役立ちます。
最近糖質制限、糖質ダイエットがもてはやされ、極端に大好きな糖質を我慢する方がいますが、通常の食事に適量摂り入れることで、身体に良い影響を与えます。
糖質は身体に悪影響を及ぼすというのはあくまで過剰摂取した場合と偏った食べ方をした場合のこと。適度な糖質は心身ともに健康を望むなら必要不可欠です。
さつまいもは炭水化物・ビタミンC・食物繊維のほか、身体の調子を整えてくれる効果が期待できると言われているカロチン、むくみ予防に役立つカリウム、女性に嬉しい鉄分、リン、ビタミンEも豊富です。※5
食事やおやつで自然の甘みたっぷりの栄養豊富なさつまいもをバランスよく摂取し、美容と健康維持に大いに役立てましょう。
 

さつまいもの賢い選び方と保存方法・食べ方について

さつまいもを食べるなら美味しいさつまいもを選び、上手に保存し、最後まで無駄なく食べきりたいですよね。
美味しいさつまいもの見分け方はお芋の色が鮮やかで傷が無い物、でこぼこが少なくしわの無いふっくらとしたものを選ぶこと。
さつまいもは暑さと寒さが苦手。秋以降は冷蔵庫で保存しないようにし、新聞紙で包み、日光の当たらない場所に置いておきましょう。※3

さつまいもはデンプンが多いため胃腸で消化されにくく、ガスが発生し、おならが出やすくなります。おならが気になって食べたくてもあまり食べられないという方は皮ごと食べるとガスが出にくくなるのでおすすめです。
さつまいもの皮には消化酵素のヤラピンという成分が含まれているため、消化を助け、ガスがたまるのを防いでくれるのです。
また、皮と身の間にはさつまいもに含まれる栄養がたっぷりと含まれているので皮ごと食べるのは栄養的にも理想的と言えます。
ただし焼き芋の場合は焦げている部分ができて、皮が固くなるので無理をして食べないようにしましょう。

さつまいもを加工せず最大限に甘くして食べる方法はじっくり、ゆっくりと30分以上かけて焼くこと。
じっくり加熱することでデンプンがぶどう糖に変化し、甘みが増します。
アルミホイルに包み、蒸気を閉じ込めて蒸らしながら火を通し、しばらく置いてさらに蒸らす。これでほくほくとして最大限に甘い焼き芋となります。

 

あれもこれも食べたい! なつかしい・新しいさつまいもスイーツ


さつまいもは蒸かしたり焼いたりしても十分美味しいですが、天ぷらや煮物、さつまいもごはんなど食事にも活用できるほか、スイーツの材料としても人気です。
特にさつまいもの旬の時期になるとさまざまな和・洋スイーツに変化します。
昔からあるさつまいものスイーツとして挙げられるのが芋ようかん、きんとん、大学芋、いもけんぴ、干し芋、芋きんつば、スイートポテト、熊本名物のさつまいもがそのまま入ったいきなり団子、さつまいもの角切りが入った蒸し饅頭、さつまいも飴など。
どれも思い浮かべるだけで思わず、食べてみたくなるものばかりです。
特に進化を遂げているのがスイートポテト。和風タイプのものから生クリームやチョコレート、洋酒などが入ったお洒落なタイプのものまでお店によってさまざまに変化したスイートポテトが売られています。

最新のスイーツとしてチーズケーキのような唐芋レアケーキやさつまいもを使ったモンブラン、さつまいもペーストの入ったシュークリーム、さつまいものアイスクリーム、さつまいもで出来た餡と生クリームの入ったクリーム大福、さつまいものグラッセなどが人気となっています。
インターネットなどでお取り寄せできるものも多いので色々とお試しになってみてはいかがでしょうか。

また、最新さつまいもスイーツを食べたければコンビニエンスストアのスイーツコーナーがおすすめ。
時期になるとコンビニごとにひと工夫されたさつまいもスイーツが並びます。
さつまいも好きな方やスイーツ好きの方はコンビニめぐりをしてみるのもおすすめです。



 

参考URL
※1 「さつまいも」について
https://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_000276.html

※2 川越いも友の会
https://www.suntory.co.jp/sfnd/prize_cca/detail/1991kt1.html

※3 野菜ナビ サツマイモ
https://www.yasainavi.com/zukan/satsumaimo.htm

※4 さつまいも豆知識
http://www.potetokaitsuka.co.jp/know/index.html

※5 老化予防と便秘解消の強い味方!?さつまいもの栄養と効能
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2017/02/post-37.html