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ミルクフォーマーでラテアート! SNS映えラテアート

 

凍えるような冬にふわふわのミルクが乗ったカフェラテを飲むと、ほっとした気分になる方もいるのではないでしょうか。カフェラテの魅力といえば、表面に描かれたラテアート。SNS映えに敏感なZ世代も注目間違いなしのラテアートについてご紹介します。

コーヒーとミルクで表現するラテアート

ラテアートというのはカフェラテの表面に描かれた模様のことです。カフェラテ自体はイタリア発祥の飲み物で、エスプレッソにフォームドミルクを注いだもの。フランス発祥のドリップコーヒーにミルクを注いだカフェオレとは異なります。※1※2※3

ラテアートにはスチームで温めて泡立ったフォームドミルクが欠かせません。エスプレッソにフォームドミルクを注ぐと対流が起こり、様々な模様を描くことができます。ラテアートを描くのはバリスタと呼ばれる職人で、コーヒーに対する知識が博学ともいえるレベルに加え、美味しいエスプレッソを入れるなどの高い技術も持っています。※1※2※3

ラテアートを描いたカフェラテは、見た目の美しさだけでなく、飲んだ時の美味しさも大切な要素です。フォームドミルクをたっぷり加えたカフェラテは、エスプレッソの苦みとミルキーな味わいの絶妙なバランスの上に成り立っています。※1※2※3

カフェラテと一緒に楽しみたいものといえば焼菓子。カフェラテにぴったりの韓国スイーツ「ルベンクッキー」については下記でご紹介しています。
クリームたっぷりのラテなどに浸して。韓国「ルベンクッキー」の魅力★

ラテアートに不可欠のミルクフォーマーで作るきめ細かな泡

エスプレッソを抽出すると、細かな気泡の膜となっている「クレマ」、エスプレッソそのものの「ボディ」、香りの「ハート」の3層に分かれます。ラテアートで模様を描くにはエスプレッソのクレマと泡のきめ細かいフォームドミルクが必要です。ラテアートを作るための理想的なクレマの条件は、気泡が均一で厚みがあることです。ただし、豆の状態、抽出の温度や気圧などによっては、理想のクレマが作れない場合があります。※1※2※3

クレマと同じくラテアートに欠かせないフォームドミルクを作る時の決め手は温度と攪拌(かくはん)です。エスプレッソマシンには熱い蒸気の出るスチームノズルが付いています。ミルクピッチャーに牛乳を入れ、その中にスチームノズルを沈めて60~70℃に温めると、光沢のあるきめ細かな泡ができます。※1※2※3

ラテアートを描く時はミルクの注ぎ方も重要です。カフェでカフェラテを頼むとミルクが盛り上がるように乗ったカップが出てこないでしょうか。フォームドミルクを上手く注ぎ入れると、このようにこんもりとしたミルクの乗ったカフェラテになります。※1※2※3

エスプレッソマシンがなくても、専用のミルクフォーマーを使えば、きめ細かな泡を作ることはできます。また、家庭でふわふわミルクを作ってみたい場合は、下記をご覧ください。
カフェでよく見る“ふわふわミルク”はどう作る? お家でも楽しめる泡立ちカフェオレ

映えるラテアートに使われる手法

バリスタがラテアートを描いている動画を見つけた時、思わず目を奪われる方もいるのではないでしょうか。ラテアートにはフリーポアやエッチングという手法が使われます。※1※2※3

フリーポアはエスプレッソにフォームドミルクを注いで模様を描く方法です。カップを傾け、やや高い位置からフォームドミルクを注ぐことで対流が起こり、ミルクが表面に上がってきます。ある程度フォームドミルクを注いだところでカップを水平にしつつ、ミルクピッチャーをカップに近づけて左右に動かすことで繊細な模様を描きます。※1※2※3

一方のエッチングはピックにつけたクレマでフォームドミルクの上に文字や模様を描く方法です。エッチングはフリーポアより自由度の高い模様が描けます。映えるラテアートはフリーポアとエッチングを組み合わせた高度な技術を使って仕上げてあります。※1※2※3

近年、SNS映えすると話題になるのが、韓国のスイーツや飲み物。コーヒーを泡立ててミルクの上にふわっと乗せた、映える「ダルゴナコーヒー」については、下記でご紹介しています。
ダルゴナコーヒーって? 新感覚のラテが人気の理由

デザインいろいろ! 映えるラテアートのご紹介

Instagramより“映えるラテアート“画像をご紹介します。

〇加藤瑠菜さんの投稿

https://www.instagram.com/p/B83KMe4HoFT/?igsh=dHdnNWd2dTRtZXVz

加藤瑠菜さんは、昨年12月に「Latte Pocket」というラテアートのテイクアウトショップをオープンされたばかりの大注目のラテアーティスト。数多くのメディアにも出演されています。写真は「あざらしのラテアート」。ふっくらとしたフォルムが本物のあざらしにそっくりで、ずっと眺めていたくなるような、見る人に安らぎを与えるラテアートですね。

〇aconacoffee

https://www.instagram.com/p/C0DOjtYPfZq/?igsh=MWRhbTEyYzN3dHRsYw%3D%3D

aconacoffeeさんは店舗はなく、イベント出店などでいただくことが出来るそうです。写真は「ラテを飲んでるくまさんラテアート」。ココアで淹れてあるのがポイントです。寒い冬もほっこり温かく感じられそうですね。

〇Kaoriさんのおうちラテアートをご紹介

https://www.instagram.com/p/CxwhG9YBv-H/?igsh=Z2Y0ZGs5aWdyMDFh

おうちでカフェラテアートを楽しむKaoriさん。スーパーフードといわれるモリンガパウダーを使った「お月見うさぎのラテアート」の投稿です。美味しいお団子と一緒に、お月さまを眺めながら飲んでみたいですね。

まとめ

カフェラテのふわふわミルクはバリスタの高度な技術で作られています。美しいラテアートを描くには光沢があってきめ細かなフォームドミルクが欠かせません。寒い冬には目でも楽しめてSNS映えするラテアートで温まってみてはいかがでしょうか。

<参考>
※1 決定版 極める愉しむ珈琲事典 監修鈴木太郎
※2 BASIC BARISTA BOOK 澤田洋史
※3 ラテアート&デザインカプチーノ 上達BOOK プロが教える本格テクニック 監修篠崎好治