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ふわしゅわ食感がたまらない! 台湾カステラって知ってる?


皆さんは台湾カステラをご存知でしょうか?
ここ数年、続々と台湾フードがブームになっていますが、台湾カステラもその一つ。日本のカステラとはまた違った味わいが楽しめる“台湾カステラ”は、専門店が登場するほどの人気ぶり! 朝から行列の絶えないお店も存在します。

今回は、そんな台湾カステラの魅力に迫ります。

台湾カステラって何? 普通のカステラとの違いは?

台湾カステラ、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。2020年前半からブームが広がり、今では「#台湾カステラ」とInstagramで検索すると10万件以上ヒットするほどの大人気スイーツです。

元々、台湾カステラは台湾北部の淡水(ダンシュイ)という地域の名物菓子。現地では“焼きたてのケーキ”を意味する「現烤蛋糕(シエンカオダンガオ)」と呼ばれています。

日本のカステラとの大きな違いは、ビジュアルと食感!
あまり膨らんでおらず、しっとりした食感が特徴の日本のカステラに対し、台湾カステラは見た目も食感もふわふわ。
同じ“カステラ”と呼ばれてはいるものの、材料や作り方が大きく異なるため全く別のお菓子といえます。

また焼き立て、常温、冷蔵と、温度によってそれぞれ違った食感を楽しめるのも台湾カステラの魅力の一つ。焼き立てではふわっとした食感を存分に味わえ、常温になるとしっとり感、プルふわ感が楽しい口当たりへと変化。冷蔵庫でしっかりと冷やすと、スフレのようなくちどけが味わえます。ぜひ召し上がる際には温度による変化も楽しんでみてくださいね。
なお、人気の台湾フードはこちらでもご紹介しています。

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カステラは日本の和菓子? その歴史をたどる


そもそもカステラにはどんな歴史があるのでしょうか?
ここでは日本のカステラの歴史について紹介します。

日本のカステラは、和菓子に分類されるお菓子です。
和菓子らしからぬカタカナ名のカステラですが、明治時代以降に日本に入ってきたお菓子は洋菓子、それより前に入ってきたものは和菓子とされており、室町時代に日本に伝わったカステラは和菓子となります。

カステラの起源については諸説ありますが、ポルトガルから長崎に伝来したという説が有力です。
この説によると、長崎が港を開きポルトガルとの貿易を始めた16世紀頃、日本に持ち込まれた“カスティーリャ王国のお菓子”がカステラのルーツだと伝えられています。カスティーリャ王国とは、現在のスペインの辺りにあった当時の王国の名前で、この“カスティーリャ”が語源となり“カステラ”という名前がついたといわれています(諸説あり)。

こうしてポルトガルから伝来したカスティーリャ王国のお菓子をヒントに、日本の菓子職人が日本人の舌に合わせたカステラを作り出しました。
カステラは、ヨーロッパから伝わり日本で育まれた深い歴史のある和菓子なのです。

ふわふわ食感がたまらない! おすすめ台湾カステラのお店

大人気の台湾カステラは、今でもそのふわふわシュワシュワな食感を求めてお店で行列ができています。今回は、その中でもおすすめの台湾カステラ専門店をご紹介! 味わいも食感もお店によってさまざまなので、ぜひ食べ比べてお好みの台湾カステラを見つけてみてくださいね。

◯GRAND CASTELLA グランドカステラ
台湾カステラ発祥のお店といえばここ! 台湾の淡水に本店を置き、世界8ヵ国(※2021年10月現在)に進出している台湾カステラの元祖名店です。本場ならではの台湾カステラを楽しむことができます。

https://www.instagram.com/p/CRbdQXrLR17/?utm_medium=copy_link

◯台湾甜商店
お取り寄せも可能な、台湾スイーツを堪能できるお店。本場の伝統的な製法にならい一晩寝かせることで、より密度が高くしっとり濃厚な味わいが楽しめます。

https://www.instagram.com/p/COWfIOXr4iI/?utm_medium=copy_link

おうちでふわしゅわ食感を再現!『台湾カステラの作り方』


ふわしゅわ食感がたまらない台湾カステラ。実はおうちでも作ることができます!
ちょっと難しそうに感じるかもしれませんが、ポイントさえ押さえれば簡単に作ることができますよ。ぜひおうちカフェのお供にチャレンジしてみてくださいね。

【材料(18cmスクエア型一台分)】
・卵 6個
・バター 70g
・牛乳 80g
・薄力粉 90g
・グラニュー糖 100g

【作り方】
① 準備
・薄力粉はふるいにかけておく。
・オーブンを150℃に予熱しておく。
・バターを溶かしておく。
・牛乳は人肌くらいに温めておく。
・型より約5cm高くなるように、クッキングペーパーを敷いておく。
・60℃くらいのお湯を用意しておく(⑤⑥湯煎用)
・天板かバットの上に布巾を敷き、その上に型をセットしておく。
・卵を卵黄と卵白に分けておく。

② 溶かしバターに、温めた牛乳・①の薄力粉を入れて混ぜ、さらに卵黄も混ぜ合わせる。
③ 別のボウルで卵白にグラニュー糖を3回に分けて加えながらメレンゲを作る。立ったツノが少しお辞儀するくらいの固さまで泡立てましょう。
④ ②に③のメレンゲを3回くらいに分けてさっくりと混ぜ合わせる。
⑤ ④を型に流し込み、天板(もしくはバット)に湯専用のお湯を流し込む。
⑥ 150℃のオーブンで60分ほど湯煎焼きする。竹串を刺して生地がついて来なければOK。焼き上がったらすぐに型からはずし、クッキングシートを剥がす。

レシピ引用元:https://www.instagram.com/p/CQfLAhShCyQ/?utm_medium=copy_link

まとめ

台湾カステラ、いかがだったでしょうか?
日本のカステラとの違いや温度で変化する食感など、知れば知るほどその魅力が伝わってきますね!

専門店でも、自宅で手作りでも楽しめるのでぜひ一度召し上がってみてください。

世界にはその土地ならではのお菓子がたくさんあります。最近では、オスマン帝国時代から愛されているトルコの伝統菓子「バクラヴァ」がSNSで注目を集めています。こちらもチェックしてみてくださいね。
バクラヴァとは? 生ドーナツやカヌレに続く焼き菓子の新星!

 

ライタープロフィール

ao

女優・ライターをしています。おいしいものと動物が大好き。
趣味はお菓子づくりとおさんぽと、美味しそうなものをInstagramでチェックすること。
保護猫2匹とまったり暮らしてます。
洋菓子店でパティシエやイタリアンレストランで調理師兼ホール、マーケティング企業の役員などを経験。