おせちの中身には全部意味がある! 全部の由来言えますか?


おせちは弥生時代に中国の唐から日本に伝わったといわれています。古来、中国では1年を24に分けて、節句として節々の変わり目を祝っていました。各節句に食されたのが御節料理で、現在、正月に食べる御節料理は一年間の収穫を祈り、神様にお供えするものとしての意味があり、今日の「おせち」として全国に広まりました。※1
 

おせちの具材はどのような意味があるの?

おせちはめでたさを重ねるという意味合いで重箱に入れます。一番上から一の重、二の重、三の重と呼び、それぞれ入れる料理が決められています。

一の重の意味
一の重は栗きんとんのように甘めの口取りと酒のつまみになるような祝い肴を入れます。
黒豆…豆は健康や丈夫という意味を表す語句でした。それにちなみ黒豆はまめまめしく働くようにと願いを込めています。
昆布巻き…よろこぶという語呂合わせで縁起物として扱われています。
栗きんとん…武士が戦で縁起を担ぐために昆布とともに勝負運を願って勝ち栗を用いていました。栗きんとんの黄金色が宝のようなので、豊かな年になるようにとの願いが込められています。
伊達巻…江戸時代に長崎の「カステラかまぼこ」がしゃれた人を意味する伊達者の身に付けていた着物のようだったので伊達巻と言われるようになりました。重要な書を巻き物にすることから、伊達巻のかたちを巻き物として捉えて知識が豊富になるようにと願いが込められています。
数の子…数の子はニシンの卵で、二親から大勢の子が出るという言葉をかけて、子孫繁栄を願っています。
田づくり…田づくりは畑の肥やしに使用できるほど多く取れたため、五穀豊穣の意味合いを持つようになりました。
紅白かまぼこ…かまぼこは日の出を象徴する色と形です。かまぼこの赤色は喜びやめでたさ、白色は神聖な意味があります。

二の重の意味
二の重は縁起を担いで海の幸と焼き物を入れ、さらに、酢の物や和え物を入れます。
ぶり…ぶりは出世魚と呼ばれていることから、将来出世できるようにと願いを込められています。特に西日本で正月に欠かせない魚となっています。
鯛…鯛はめでたいとの語呂合わせで祝い膳には欠かせない料理です。
海老…海老のように背中が丸くなるまで長生きができるようにと願って入れます。
紅白なます…なますは生の魚と人参と大根を酢で和えた料理だったので、なますと名前が付けられました。水引きのような形状で祝いの意味と口直しとしての役割もあります。

三の重の意味
三の重は山の幸を多く用いた煮物を入れます。
蓮根…蓮根に穴が開いていることから先々の見通しが効くことを祈っています。
里芋…里芋は親芋から子芋がたくさんできることから子孫繁栄を願っています。
八つ頭…八つ頭の名前から組織の頭(あたま)となって出世ができるようにと祈られています。
くわい…くわいは大きい芽が出るため、めでたいと語呂合わせで用いられます。
牛蒡…牛蒡は土の中に長く細く根を張るため、代々続くようにと願われます。
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正月を祝おう! おひとり様向けおせちのご紹介


おせちは正月の間しばらく食べられるようにとお重に多くの材料を入れます。しかし、最近はおせちを毎日食べることが難しい人や一口だけ食べたいという人向けの少量サイズのおせちが売られています。おひとり様向けのおせちがいろいろなショップで目にするようになり、コンビニなどでも見かけるようになりました。
おひとり様におすすめしたいおせちの食べ方は祝い箸の使用とワンプレートに少しずつ料理を飾りつけて華やかな食卓にすることです。
おせちは神様に一年の豊作を感謝するためのお供え物としてできた背景もあり、それぞれの料理は良き将来を願う意味などがあります。
おせちを食べる際には箸の先が細くなっている祝い箸を使用します。両方の端が細くなっており、手を付けない方は神様とともに食せる意味があります。※4
重箱に入れなくても、おせちを祝い箸で少しずつ味わえれば、一年のめでたい門出を十分に祝えるのではないでしょうか。
ご家族でもひとりずつ1食分をワンプレートに飾れば、おせちに飽きることなく楽しむことができます。是非、試してみてはいかがでしょうか。
 

注目のスイーツおせちで満足なお正月を!


甘く味付けをすると日持ちが良くなるためにおせちには栗きんとんや伊達巻、黒豆など甘い料理が多くあります。
また、宮中の正月で行事食として提供されていた花びら餅もおせちの一品として扱うことがあります。花びら餅は半月型のおもちにやわらかく煮た牛蒡と白あんが入っており、明治以降にお茶席で使用されるようになりました。※4
その花びら餅や栗きんとん、甘く煮た牛蒡や蓮根、鯛の形の落雁が入ったおせちが販売されています。このような甘い食べ物を詰め込んだおせちをスイーツおせちとして注目されつつあります。※5
甘い食べ物がとても華やかな彩りで重箱や綺麗なケースに入っているのでお祝いの席ではとても重宝します。
スイーツおせちはそれぞれの中身が工夫されており、黒豆が入った大福や栗のモンブランなど本来のおせちにちなんだ縁起物も入っています。求肥や寒天などでおせちの形を表現したスイーツおせちもあり、さまざまなタイプのものが楽しめます。
スイーツおせちは甘党の人におすすめです。一年の願いを甘いスイーツに込めて、顔をほころばせながら食べるおせちは新しい正月の顔になるかもしれません。

 

参照元
※1 おせち料理の由来と歴史を知ろう
https://gurusuguri.com/special/season/osechi/spcu-osechi_yurai/?__ngt__=TT0ee09b998003ac1e4ae205U2WjA2WBpcOBPsba8ESx2U

※2 「おせち料理の意味ってなに?」おせち料理の意味と由来、ルール
https://tg-uchi.jp/topics/3424

※3 縁起のよいおせち料理のいわれ
https://www.kibun.co.jp/knowledge/shogatsu/sp/osechi/iware.html

※4 おせち豆知識 おせちの由来
https://mitsukoshi.mistore.jp/osechi/hyakka.html

※5 お菓子のおせち
https://fujingaho.ringbell.co.jp/shop/g/g096F-023/

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