

基本方針
食品を扱うメーカーとして、食の安全・安心の実現は最重要の使命です。また、お客様に対する正しい情報発信・コミュニケーションを通じて、食生活そのものの安全・安心にも貢献します。
社会課題の認識
食品メーカーであるカンロにとって、商品の安全性確保はお客様の喜びと信頼、安心につながる大切な取り組みです。商品の企画から製造・流通・販売に至るすべてのプロセスで、関連する法令を遵守するとともに、品質第一のものづくりを目指します。
万一、商品の安全性に問題が生じた場合は、速やかに原因を追求し、再発防止に向けて徹底して取り組みます。
さらに、お客様が正しい知識に基づいて商品を選択するためのサポートとなるよう、商品および食の安全・安心に関する適切な情報の発信やコミュニケーションにも積極的に取り組んでいきます。
マテリアリティ
- 食の安全衛生
- 責任あるマーケティングと表示
KPI
KPI | 2019年度実績 | 2020年度目標 |
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2019年に食品安全システムの 国際規格FSSC22000を 全工場で認証取得 |
2019年4月松本工場で FSSC22000認証取得 (朝日工場2015年、 ひかり工場2018年に取得済) |
FSSC22000の効果的運用と FSSC22000 Ver.5(前Ver.4.1)への移行 |
原料、製造委託先の 品質リスク評価に基づき、 品質審査を計画的に実施 |
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Pick UP!
人々の健康増進に寄与する素材/原料/加工技術の開発
カンロは、お客様の喜び、信頼、安心のための品質管理はもとより、お客様の健康を考えた商品づくりを続けています。2019年9月にはノンシュガー茶館シリーズを人工甘味料不使用に変更しました。2020年3月には、合成着色料、人工甘味料不使用で子供に配慮した商品「あそぼん!グミ」を発売しています。また、2020年9月にはノンシュガーのど飴シリーズも人工甘味料不使用に変更する予定です。



具体的な取り組み
品質保証体制
品質保証体制をより強化するため、2017年に工場の傘下であった品質管理課を品質保証部へ移管しました。これにより品質保証部門の独立性を強化するとともに、本社と工場の連携を高めて更なる品質の向上に努めています。
カンロでは食の安全性を高めていくために、食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC22000」の認証を全工場で取得しています。朝日工場では2015年に、ひかり工場では2018年、松本工場では2019年に認証を取得しました。今後も、定期的な品質審査・製造環境審査等を行いながら、改善活動を継続していきます。
さらに各工場では、7S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ・安全・スピード)とVM活動(Visual Management=目で見る管理)を徹底するほか、製品ごとに生産履歴を管理するトレーサビリティシステムを導入しております。
また、お客様からのお問い合わせ・ご意見は、社内の関連部署ですみやかに共有し、品質・サービスの向上に役立てています。
- 品質保証部
- 品質保証チーム
- ひかり工場品質管理チーム
- 松本工場品質管理チーム
- 朝日工場品質管理チーム
品質保証体制図
- 審査規格
- FSSC22000
- 登録事業者名
- カンロ株式会社 朝日工場
- 登録範囲
- グミの製造
- 審査規格
- ISO22000,FSSC22000
- 登録事業者名
- カンロ株式会社 ひかり工場
- 登録範囲
- 飴の製造
- 審査規格
- ISO22000,FSSC22000
- 登録事業者名
- カンロ株式会社 松本工場
- 登録範囲
- 飴・グミの製造
- HACCP
- 1960年代にNASAによる宇宙飛行士用食品の100%安全確保を目的に開発された衛生管理方法。
- 国際規格化ISO22000
- 世界共通の食品安全のための認証取得の基準。食品業界全体に適用出来るように作成されている。
- より具体的にFSSC22000
- ISO22000+ISO/TS22002-1+FSSC22000追加要求事項。異物混入を防ぐ、いわゆる「フードディフェンス」が含まれているのが特徴。
商品パッケージへの表示
カンロは法令を遵守するとともに、お客様に分かりやすく、また商品選びの助けとなる商品パッケージへの表示を心掛けています。2015年に新たな食品表示法が施行され、カンロでは2018年までにすべての商品において新しい食品表示法に則った表示に変更しました。また2019年からは「お客様の声」を受け、特定原材料7品目と、特定原材料に準ずる20品目について、一目で分かるようにまとめて表示しております。
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