事業を通じた環境負荷削減

エネルギーをみんなにそしてクリーンに つくる責任 つかう責任 気候変動に具体的な対策を 海の豊かさを守ろう

基本方針

気候変動に対応するため温室効果ガス排出量削減を目指します。また、資源循環型社会実現に貢献すべく、食品廃棄物や使用するエネルギーの削減にも取り組みます。

社会課題の認識

カンロが事業の基盤としている「糖」の原料は、テンサイ(砂糖大根)やとうもろこし等の農産物です。また「健康のど飴」に使われるハーブや「金のミルクキャンディ」の原料に用いられる乳製品など、商品づくりには自然の恵みが欠かせません。将来にわたってお客様に商品をお届けするためには、地球環境を守り、育むことが重要であると考えています。
一方、商品の製造にあたっては、空調設備や原料の煮詰め・冷却などで多くのエネルギーを必要とします。また、キャンディを包む資材も欠かせません。効率の良い生産を行い、原料や資材を適切に使用し、廃棄物を極力出さないように努め、地球環境に対する負荷を削減することも、メーカーとしての重要な責務です。

マテリアリティ

  • 気候変動
  • 資源循環と廃棄物削減
  • 持続可能な原材料調達

アプローチ・KPI

マテリアリティ アプローチ KPI
気候変動 温室効果ガス総排出量(Scope1,2,3)を削減する
  • 2030年までにScope1,2の総排出量を2019年比50%削減
  • 2030年までにScope3の総排出量を2019年比30%削減
  • 2050年までにカーボンニュートラル達成
資源循環と廃棄物削減 食品廃棄物を削減する(売上高原単位)
  • 2030年までに2019年比30%削減(売上高原単位)
商品容器に環境にやさしい素材(バイオマス・生分解性・リサイクル素材・紙等)を使用
  • 2030年までに30%使用
使用するエネルギーを削減(生産重量原単位)
  • 毎年、1%以上削減(生産重量原単位)
※5年間で5%削減(省エネ法)
持続可能な原材料の調達 サプライチェーンにおけるサステナブル調達  

Pick UP!

温室効果ガス排出量削減の取組

喫緊の課題となっている気候変動に事業を通じて貢献するために、カンロでは2015年6月に朝日工場、2019年6月にひかり工場に太陽光発電パネルを設置し、クリーンエネルギーへの取組を進めてきました。加えて、商品パッケージや梱包資材の環境負荷削減にも努めています。2019年には主要製品の内箱を段ボールからリサイクル可能なモノフィルムに変更することで、1ケースあたりの大きさを小さくし、製品輸送のCO₂排出量削減、梱包資材由来のCO₂排出量の削減を達成。物流コストの低減にも大きく寄与しました。今後もさらなる減容化や簡素化をすすめ、商品パッケージについても、環境配慮型素材への転換を図ることで環境負荷削減に取り組みます。

CO2削減の取組 CO2削減の取組

具体的な取り組み

フードロス削減

リサイクル

キャンディの製造工程で発生する製品ロスを廃棄物として排出せず、サーマルリサイクルしています。個包装の製品も活用できるように飴むき機を導入し、包装と中身のそれぞれを適切に処理しています。

フードバンクの活用

賞味期限内であるにも関わらず、様々な理由から市場に流通できない食品を、食糧を必要としている福祉施設や貧困者に配布する「フードバンク活動」に参加しています。2017年末より「セカンドハーベスト・ジャパン」に協力を仰ぎ、廃棄物の削減を行いながら同時に社会貢献にもつながる活動として実施しており、社内体制を整えながら今後も継続していきます。

セカンドハーベスト・ジャパン

賞味期限の延長

品質への影響がないことが確認できた商品は、賞味期限を延長し、賞味期限切れによる廃棄物の削減に取り組んでいます。

  • 海苔のはさみ焼き梅味:11ヶ月→16ヶ月(2015年3月~)
  • プチポリ納豆スナック醤油味:6ヶ月→12ヶ月(2015年9月~)
  • 56gピュレグミ:8ヶ月→9ヶ月(2015年2月~)

ISO14001

ISOとは国際標準化機構という国際機関の通称です。ISO14000シリーズは環境管理に関連する規格の総称です。

審査規格 JIS Q 14001:2015(ISO14001:2015)
登録番号 JSAE 204
審査登録日 2000年2月23日
登録事業者名 カンロ株式会社 ひかり工場(山口県光市小周防高尾568)
登録範囲 キャンディの製造
審査登録機関 日本規格協会ソリューションズ株式会社
JSAE 204
審査規格 JIS Q 14001:2015(ISO14001:2015)
登録番号 JSAE 351
審査登録日 2001年2月23日(松本工場)
2011年11月29日(朝日工場)
登録事業者名 カンロ株式会社 松本工場・朝日工場
松本工場(長野県松本市大字笹賀6002-4)
朝日工場(長野県東筑摩郡朝日村大字古見字柳久保2216-1)
登録範囲 キャンディの製造
<サイト毎の登録範囲>
松本工場:キャンディの製造
朝日工場:グミキャンディの製造
審査登録機関 日本規格協会ソリューションズ株式会社
JSAE 351

上記のマークは当社全事業所の環境マネージメントシステムが、日本規格協会ソリューションズ株式会社に登録された証です。

カンロでは、気候変動による地球温暖化や、プラスティック製廃棄物問題などの環境や社会に影響を及ぼす様々な問題に対処するため、環境に配慮したインキ・包材への切り替えを進めています。これらの取り組みはCO₂排出量削減に貢献します。

バイオマスインキ

再生可能な植物由来原料を10%以上(固形分比)使用したインキです。一般的なパッケージインキと比較し、原材料として使用する石油資源の使用量が減るためCO₂排出量削減に貢献できます。

  • <対象商品一部>
  • ピュレグミブランド
  • カンロ飴ブランド
  • 金のミルクキャンディブランド 他
バイオマス認定マーク

メカニカルリサイクルPET

回収した使用済みPETボトルにメカニカルリサイクル(選別、粉砕、洗浄して表面の汚れ、異物を十分に取り除いた後に高温下に曝して、樹脂内部に留まっている汚染物質を拡散させ除染を行う)を行ったPET樹脂です。一般PETと比較してCO₂排出量削減が可能になります。

  • <対象商品>
  • 27g 金のミルクキャンディ
  • 80g 金のミルクキャンディ
メカニカルリサイクルPET
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